高橋礼華松友美佐紀のタカマツペアら激戦の女子ダブルス勢力図

写真左から、松友美佐紀、高橋礼華(※「高」は正しくは「はしご高」)
写真左から、松友美佐紀、高橋礼華(※「高」は正しくは「はしご高」)

いまや日本のバドミントンは世界最高レベルと言っても過言ではない。1月8日付けの世界ランキングでは男子シングルスで桃田賢斗が堂々の1位、女子シングルスでは奥原希望が2位、山口茜が5位に入っている。なかでも最もハイレベルなのが女子ダブルスで、世界ランキング1~3位を独占し、10位以内に日本チームが5組もひしめいている。その女子ダブルスで中心となっているのは、リオ五輪で金メダルに輝いた高橋礼華&松友美佐紀のタカマツペア(日本ユニシス)だ。

タカマツペアはリオ五輪後、一時引退も噂されたが、東京五輪へ向けて復調を果たした。昨年の世界選手権では3回戦で不覚をとったものの、アジア大会では2大会連続の銀メダルを獲得。年間ランキング上位選手などで争われるワールドツアー・ファイナルでは見事4年ぶり2度目の優勝を達成し、世界ランキングは2位につけている。小学生のときに出会って文通を続け、高校時代からペアを組み、前衛を松友、後衛を高橋が務め、12年以上も一緒に磨き抜いてきたタカマツペアのコンビネーションは世界最高峰だ。

そのタカマツペアに並び、近年力をつけているのが福島由紀&廣田彩花のフクヒロペア(岐阜トリッキーパンダース)だ。2017年と昨年の世界選手権で銀メダルを獲得したフクヒロペアは、昨年の全日本総合選手権で2年連続決勝でタカマツペアを破り2連覇を達成。世界ランキングは堂々の1位に君臨している。そして昨年の世界選手権でフクヒロペアを破って金メダルに輝いたのは、永原和可那&松本麻佑のナガマツペア(北都銀行)。世界ランキング3位で、永原が身長170㎝、松本は177㎝と、世界屈指の長身ペアだ。高さとパワーを生かした攻撃力を誇り、ともにまだ23歳と若く、伸びしろも十分にある。また、世界ランキング7位には田中志穂&米元小春(北都銀行)のベテランペア、10位には櫻本絢子&高畑祐紀子(ヨネックス)の若手ペアが入っている。

日本の女子ダブルスはこれだけの有力ペアがそろっているものの、東京五輪に出場できるのはわずか2組のみ。これから来年まで国際大会などで代表争いを繰り広げていくが、彼女たちの戦いは現在開催されている社会人チームのリーグ戦「バドミントン S/Jリーグ」でも見られる。東京五輪出場、そして金メダル獲得へ向け、ますます激化していくバドミントン女子ダブルスの熾烈な戦いから目が離せない!

写真提供:日本ユニシス

文=エンターバンク

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放送情報

バドミントン S/Jリーグ 2018 日本ユニシス vs. ヨネックス ほか
放送日時:2019年2月15日(金)18:30~ほか
チャンネル:J SPORTS 1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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