変わることのない東方神起の美し過ぎる音楽の魅力に迫る！

言わずと知れたアジアのスーパースター、東方神起。約2年のブランクを経て昨年活動を再開した彼らは、海外アーティスト史上初となる3度目の5大ドームツアーを開催し、待ちわびたファンを熱狂の渦に。それだけではなく、不動の地位を確立した今もなお新規のファンを増やし続けている無双ぶり。だが、無理もない。東方神起のコンサートを一度でも見たら、心を持っていかれないほうが不思議というものだ。

では一体、何がそんなにスゴイのか。まず彼らがこれまで日本の音楽シーンに残してきた偉業をざっと振り返ると、シングルの総売上が海外アーティスト歴代1位。ライブ動員数も2012～2014年の3年間で海外アーティスト史上最多＆最速の200万人を記録。2013年からはドームツアーを敢行しているが、毎回チケットはし烈な争奪戦。昔から応援しているファンはもちろん、新規の観客がもれなくリピーターとなり、動員は膨らむ一方なのだ。

そもそも東方神起の＜音楽＞は、ライブと共に成立しているといっても過言ではない。情感たっぷりに歌い上げるバラードから最新のEDMチューンまで、その楽曲群は本当に幅広いが、どの曲もライブで見るとさらに魅力が増幅する。例えば代表曲「Why？(Keep Your Head Down)」は1曲で1つのショーを見せられているような完成度の高いパフォーマンスが圧巻。バックダンサーも使った組み技、最先端技術なども駆使した珠玉のエンターテイメントステージは一生に一度は見ておいたほうがいいと断言できる。彼らの大きな持ち味である難易度の高いダンスチューンも圧倒的な練習量でカバーし、芸術的に美しい作品へと昇華。鍛え抜かれた肉体美で格の違いを見せつける本物のステージは、老若男女誰もがメロメロになってしまうに違いない。

一方、ライブのあおり鉄板曲「ウィーアー！」や「OCEAN」では、おちゃめな素顔や爽やかな表情も満載。しゃかりきダンスや変顔は朝飯前、さっきまでのクールな2人とは別人のようなギャップにみんな一瞬にしてヤラれてしまう。楽曲ごとに見せる異なる表情は、次々に新たな本のページをめくっていくような楽しさが。その上、有名コレオグラファーとのコラボ、真新しい映像演出など常に新しいトライを止めることのないステージは、いつ見ても最高にエキサイティングなのだ。

そんな東方神起のヒストリーやライブ映像を楽しめるプログラム「東方神起再始動！WOWOWスペシャル」が5月に放送される。過去のツアー名場面や最新MVも交えながら彼らの魅力を徹底解剖。また、映画「I AM.SMTOWN LIVE WORLD TOUR IN MADISON SQUARE GARDEN」も放送。この作品は、2011年に東方神起らS.Mエンターテイメント所属のアーティストがアジア歌手として初めて出演したニューヨーク「マディソンスクエアガーデン」のステージを中心に、貴重なプライベート映像やインタビューを交えて構成。初めて明かされる本音や告白に、公開当時大きな話題を呼んだ密着ドキュメントは必見だ。他の追随を許さない唯一無二のアーティスト・東方神起の魅力を余すことなく堪能してほしい。

文＝川倉由起子

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