石原夏織本渡楓も「色づく世界の明日から」の美しさに感動!

写真左から、本渡楓、石原夏織
写真左から、本渡楓、石原夏織

「true tears」や「SHIROBAKO」など、細部にまでこだわった美しい映像と、多感な少女たちの心情を繊細なタッチでつづるストーリーで定評のあるアニメスタジオ、P.A.WORKS。その最新作となる「色づく世界の明日から」が10月より放送開始される。「凪のあすから」に続き、P.A.WORKSとタッグを組む篠原俊哉監督が描くのは、日常の中に小さな魔法が残る、今より数十年後の長崎県。魔法使い一族の末裔(まつえい)でもある瞳美は、幼い頃に色覚を失い、感情の乏しい少女に成長した17歳。そんな彼女の将来を心配した大魔法使いの祖母・琥珀が、魔法で2018年の過去へ瞳美を送り出したことから始まる青春ファンタジーだ。今回は、主人公・瞳美役の石原夏織と、17歳の頃の琥珀を演じる本渡楓に作品について聞いた。

写真左から、本渡楓演じる作月白琥珀、石原夏織演じる月白瞳美

(C) 色づく世界の明日から製作委員会

本作への出演が決まった際の感想と、それぞれが演じられるキャラクターの魅力をお聞かせください。

石原「オーディションの際に、初めて作品を拝見しました。とても素敵なストーリーとキャラクターで、関わりたい作品だと素直に思いました。なので、瞳美役が決定した時は、すごくうれしかったです。『生きているとこんなにうれしいことがあるんだな』って思ったくらいでした。私が演じる瞳美ちゃんは、とても繊細なキャラクターで、かわいらしいけれど、あんまり自分を出せない内向的な女の子なんです。でも、ちゃんと自分自身を持ちながら一生懸命頑張っているところが、瞳美ちゃんの魅力だと思います」

本渡「私も『琥珀役に決まったよ』って知らせをいただいた時は、うれしかったです。オーディションでは、琥珀ちゃんだけ受けさせていただいたのですが、その段階から『この子は何かやらかしてくれるに違いない』と思っていました。この作品に挑戦したかった分、うれしさとワクワク感があったのを覚えています。琥珀ちゃんは、見た目から元気で活発な女の子というイメージを持たれている方が多いと思うのですが、実際その通りで、とても快活で素直で、周りのことを盛り上げてくれるような子です。でも、私はそれだけじゃなくて、いろんな面を持っているのも魅力だと思います。すごく周りが見える冷静さを持っていて、7人のメインキャラクターの中でも一番精神年齢が大人かな。そういう一面が出てくるたびに、私は琥珀ちゃんに心引かれています」

本作はハイクオリティな作品を制作することで知られるP.A.WORKSの最新TVシリーズですが、お2人のP.A.WORKS作品への印象をお聞かせください。

石原「私は、久沼さゆ役で出演させていただいた『凪のあすから』の印象が強いですね。こちらの作品も繊細で、登場人物一人ひとりの心情をすごく丁寧に、そして伝わりやすく表現しているところが、すごいなと思いました。そして、何といっても絵がとてもきれいで、まるで写真みたいに繊細で。自分が作品の世界に引き込まれる気持ちになれるのがP.A.WORKSさんならではだなって、いつも感動しています」

本渡「私も、石原さんと同じく絵がきれいな印象ですね。そして『細かく大きくよく動く』と、いろいろな場所で耳にしていました。そんなP.A.WORKSさんと、今回ご一緒させていただくことになり、すごく楽しみです」

本作は、石原さんもご出演された「凪のあすから」の篠原監督の最新作ですが、監督らしさが感じられる作品になっているのでしょうか?

石原「そうですね。繊細さや、登場人物たちの目線や表情での細やかなお芝居は、篠原監督の持ち味だと思っています。そして、本作もオリジナルアニメということで、アフレコ現場で声優さんたちが、真っさらなお芝居をさせていただける現場になっていて。『凪のあすから』の時と同じく、そこで生まれたものを丁寧にすくい上げて、作品に反映してくださるのは監督の優しさだなって感じます」

本渡さんは、篠原監督にどんな印象を持っていらっしゃいますか?

本渡「第一印象は、すごく優しそうな方でした。表情も口調もとても穏やかで、この作品も優しく穏やかな雰囲気なので、監督の人柄が出てるんだなって、すごく納得しました」

舞台は少し未来の長崎ということですが、長崎を訪れた経験はありますか?

石原本渡「実はないんですよ」

では、長崎県に抱いているイメージをお聞かせください。

石原「すぐに思い付くのは『ハウステンボス』ですね。そして、今回の作品を通しての印象は、緑と空がきれいなコントラストを描いている場所です。PVに登場する花火のシーンの場所が好きで、あの感じを実際に見てみたくて。きっと長崎はあんな感じに海に向かって視界が開けていて、自然がいっぱいな場所なのかなって思うと、自然が大好きな私としては心がワクワクします」

本渡「私は『佐世保バーガー』や『長崎牛』『坂』『階段』のイメージがあります。でも、長崎に対する知識が少ないので、ぜひ訪れてみたいですね。そして、キービジュアル第1弾のキャラクターたちが海を臨む坂道を背景に集まっている、あのビジュアルを声優陣で再現してみたいです」

最後に、作品を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。

石原「まだ謎な部分がたくさんあると思いますが、絵がきれいで劇中歌も素敵で、何より引き込まれるストーリーになっています。いたるところに注目して、たくさんのキャラクターの気持ちになってもらいたいので、最後まで目を離さずに観ていただけると、すごくうれしいです」

本渡「こんなにも学生として青春や部活動を全うしている登場人物たちを、正面から体当たりで演じさせていただけて幸せです。皆さんには、『色づく世界の明日から』というタイトルの作品を、ハイクオリティなアニメーションを作り続けているP.A.WORKSさんが手掛けているので、ぜひ『色彩』の美しさ注目して観てほしいです」

文=中村実香 撮影=中川容邦

この記事の全ての画像を見る

放送情報

色づく世界の明日から

放送日時:2018年10月6日(土)21:00~

チャンネル:アニメシアターX(AT-X)

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

関連人物