綾瀬はるか松坂桃李が共演、ルーヴル美術館での撮影も話題になったミステリー

綾瀬はるか、松坂桃李
綾瀬はるか、松坂桃李

高視聴率を記録した主演ドラマ「義母と娘のブルース」が"2022年謹賀新年スペシャル"として、2022年1月2日に放送される綾瀬はるかと、映画『流浪の月』(2022年公開)で広瀬すずとW主演を務める松坂桃李。俳優として揺るぎないポジションを獲得している2人が初共演し、話題となった映画が『万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳-』だ。原作は松岡圭祐のシリーズ「万能鑑定士Qの事件簿」の中でも人気の名画"モナ・リザ"をテーマにした「万能鑑定士Qの事件簿IX」。綾瀬は驚異的な記憶力を持つ天才鑑定士・凜田莉子を演じ、松坂は莉子の人並外れた能力に惹かれていく雑誌記者・小笠原悠斗を演じている。

ルーヴル美術館で邦画史上初のロケを行ない、パリの美しい風景も楽しめるミステリーエンターテインメントで、綾瀬と松坂が演じた役柄と、その関係性とは?

『万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳-』に出演した綾瀬はるか、松坂桃李
『万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳-』に出演した綾瀬はるか、松坂桃李

(C)2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会

■綾瀬はるか演じる鑑定士をどこまでも追いかけていく松坂桃李

松坂演じる小笠原は編集長からしょっちゅうダメ出しをされているうだつが上がらない雑誌記者。イベント会場でたまたま莉子の会話を耳にした小笠原は、その頭の回転の早さと分析力に驚き、こっそり後ろからメモをとる。鑑定士だと知って取材させてほしいと店を訪ねるものの、腕時計や持ち物の値段まで当てられてタジタジ。莉子がシュッとした知的なムードを醸し出しているのに対して、小笠原は丸メガネに昭和テイストの服装。オドオドしている地味な青年だ。

鑑定眼を見込まれた莉子は、ルーヴル美術館のアジア圏代理人である朝比奈尚幸(村上弘明)から臨時学芸員として推薦され、パリに向かうことになる。そこには小笠原の姿も。「なんでついてくるんですか?」とウザがられてもめげることなく、行く先々についていく小笠原。

敏腕記者というよりもカメラを持った追っかけ青年のような雰囲気を松坂が全身で表現。綾瀬は、恐るべきスピードでフランス語をマスターするなど天才的な側面を持ちながら、学生時代は水商売を水族館で働く仕事と思っていたほど天然だった鑑定士役を、多彩な表情で颯爽と演じている。

(C)2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会

(C)2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会

■モナ・リザの絵に魅入られた莉子を思わぬ出来事が襲う

もう1名の日本人、流泉寺美沙(初音映莉子)と共にルーヴル美術館で行われた本物のモナ・リザの絵を見極めるテストに合格した莉子は、厳しい特訓を積む内に激しい頭痛に見舞われ、体調が悪化。鑑定眼さえ失ってしまう。行方不明になった莉子の場所を持ち前の追っかけ精神(?)で突き止めるのが小笠原。ボソボソとしゃべっていた小笠原が初めて「ガッカリさせるなよ!」と声を荒げ、取材することの楽しさを初めて知ったと心情を吐露するシーンは印象的だ。出会いによって記者として成長し、一連の出来事のトリックを見破る小笠原と、その熱量に動かされキレ者鑑定士の本領を発揮する莉子。

本物か?贋作か?モナ・リザの絵にまつわる謎や噂を解き明かしていくストーリーが日本とフランスを舞台に展開されていく。綾瀬と松坂の豪華共演、ルーヴルの象徴であるピラミッドのイルミネーションなど、映像の中に吸い込まれていきそうになる映画だ。

文=山本弘子

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放送情報

映画「万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳-」
放送日時:2021年12月17日(金)21:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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