走攻守3拍子そろった西武の新主将・源田壮亮がチームを3連覇に導く!

埼玉西武ライオンズ・源田壮亮
埼玉西武ライオンズ・源田壮亮

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、延期されていたプロ野球公式戦が、いよいよ6月19日(金)に開幕。今年も埼玉西武ライオンズの主催ゲームは、フジテレビTWOの「LIONS BASEBALL L!VE 2020」で全試合が完全生中継されるが、そんなリーグ3連覇を狙う西武のキーマンとなるのは、今シーズンから新キャプテンを務める源田壮亮だ。

■トヨタ自動車を都市対抗優勝に導いて念願のプロ入り

大分県大分市出身の源田は、小学3年でソフトボールチームに入り、中学生になると野球を始めた。大分商業高校では甲子園出場はならなかったが、好守の遊撃手として愛知学院大学へ進学。1年秋からレギュラーとなり、リーグ優勝に貢献し、4年時には主将も務めた。

卒業後は社会人野球の名門・トヨタ自動車へ入社。2016年の都市対抗野球では、チームを初優勝に導く活躍で優秀選手賞を受賞している。そして、その年のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから3位指名を受け、25歳でプロのキャリアをスタートさせた。

■史上初のデビューから2年連続フルイニング出場を達成

2017年の開幕戦に遊撃手としてスタメン出場を果たした源田は、シーズンを通して活躍し、公式戦全143試合フルイニング出場を達成。新人野手の公式戦全試合出場は日本プロ野球史上4人目で、遊撃手としては史上初の快挙となり、新人王に輝いた。

2018年はオールスターゲーム第2戦で先制タイムリーを放ち、MVPを獲得。また、安定した守備で遊撃手のシーズン最多捕殺526の日本記録を樹立。史上初となる新人から2年連続のフルイニング出場も成し遂げ、ベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いた。

昨年は右手首に受けた死球の影響で、連続フルイニング出場こそ299試合でストップしたが、不動の2番、遊撃手としてチームを2年連続のリーグ優勝に導き、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も2年連続で受賞している。

(C)SEIBU Lions

■投手の心理まで考えている球界ナンバー1の守備の達人

2年連続のゴールデングラブ賞受賞に加え、スポーツニュース番組「S-PARK」(フジテレビ系)のプロ野球選手100人が選ぶ「プロ野球100人分の1位」」守備部門で2年連続のナンバー1に輝くなど、まさに誰もが認める守備の達人・源田壮亮。そのフィールディングは、守備範囲が広い、捕球がうまい、肩が強いというレベルをはるかに上回っている。

アウトカウントやランナーの有無を考慮することはもちろん、投手が投げる1球ごとの球種やコースによって、打球の飛ぶ方向を予測し、自分の重心を変えて捕球に備えている。常に先を読む能力が鋭いため、どんなバウンドにも捕球体勢を合わせられ、的確にスローイングできる。

しかも、投手の気持ちまで考え、できるだけファインプレーに見せず、普通に捕球したように見せているという。「ぎりぎりで捕球するのではなく、できるだけ普通に打ち取っているように見せたいんです。その方が投手は、最初はいい当たりでヒットかなと思っても、ああ普通のショートゴロだ、打ち取っているんだと思えますから」と語る源田は、常にチームの勝利のために自分を押し殺して最善策を考えている。

昨年オフには元乃木坂46の衛藤美彩との結婚を発表し、公私ともに充実の源田は、今シーズンはチームの新主将にも就任した。前主将の秋山翔吾がメジャーへ移籍した西武だが、新たな若きリーダー・源田壮亮がチームを引っ張り、リーグ3連覇を目指して突き進んでいくはずだ。

文=田口裕(エンターバンク)

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放送情報

LIONS BASEBALL L!VE 2020
放送日時:2020年6月19日(金)17:50~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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