楽天イーグルス・高田孝一がファーム月間MVPを受賞!「早く一軍の舞台で一軍の打者に投げたい」

ⓒRakuten Eagles

東北楽天ゴールデンイーグルス・高田孝一選手が5月度「スカパー!ファーム月間MVP賞」を受賞した。この賞は、その月のファーム公式戦を通して成績優秀な若手で飛躍が期待される選手を称えたもの。

高田選手は5月度、3試合に登板し、リーグトップの3勝をマーク。各試合7回以上を投げ切り、防御率0.00と先発投手として十分な役割を果たし、開幕から首位を走り続けるチームの原動力となった。

現在も活躍を続ける高田選手に、好調の要因からプライベートな部分までインタビューを行い、素顔に迫る。

リモート取材を受ける高田孝一選手の様子
リモート取材を受ける高田孝一選手の様子

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――今回の「スカパー!ファーム月間MVP賞」受賞の感想をお願いします

「5月しっかり投げれたということで、一軍でもしっかり結果を残せるようにこれから頑張りたいと思います」

――周囲の反応はいかがですか?

「周りの選手から『おめでとう』と言ってもらいました。三木監督からは『一軍で頑張れるように』と言われているので、早く一軍に上がって活躍できるように、今頑張ってます」

――5月は先発投手としては十分と言える成績を残されましたが、振り返ってみていかがですか?

「4月末に二軍に来て、一軍では1試合しか投げていないのですが、一軍と二軍では身体の疲労度が違いますし、自分の球をコントロールしないと打たれてしまうなと非常に感じたので、5月はまずはファームでしっかり100球越えても自分のボールを投げれるようにという意味で多いイニングを投げさせてもらったので、引き続き頑張りたいと思います」

――好調の要因というのは、ご自身で思いあたることはありますか?

「一軍で打たれた時の課題として、1球1球にしっかり意味を持って投げるというのが課題として出たので、インコースであったら厳しく投げる、追い込んでからはボール球を振らせるように投げるとか、意図を持ちながら投げれているのが要因かなと思います」

――高田選手といえば、力のあるストレートが武器だと思いますが、参考にしている投手はいらっしゃいますか?

「楽天イーグルスの先発陣が非常に実績もありますし、参考にしかならない選手がいっぱいいるので、ストレートもそうですがコントロールの面とか変化球を動画とか実際で見ながら勉強させてもらってます」

――アドバイスをくれる先輩はいらっしゃいますか?

「あまり聞きに行くことはないのですが、試合の中で投球を見ながら自分で解釈しながら投げたりだとかしてますね。ガツガツ聞きに行くとかはしてないですが、則本(昂大)さんは自主トレからお世話になっているので、野球の話とかではなく他愛もない話とか、よく声をかけてくれるので、僕はコミュニケーションが取れているのかなと勝手に思っています」

――プロに入ってから、印象に残っている投手はどなたですか?

「去年の話になってしまうのですが、1年目のキャンプが始まる前日に沖縄のグラウンドで自主練をした時に、則本さんがブルペンに入っているのを見学させてもらって、1月末で全然仕上がっていない状態の中でキレのあるまっすぐを投げていらっしゃったのですごいなと思いました。試合を見ている中では、田中(将大)さんとかは試合の流れの中で間違えないように、甘いボールを打たれないように自分自身でボールを操れているんだなというのが伝わるのですごいと思います。田中さんだけじゃなく、全員すごいです」

――では、印象に残っている打者はどなたですか?

「直近で言うと、この前の巨人戦で坂本(勇人)選手と対戦で投げる機会があったのですが、テレビでよく見ていた人なので投げ甲斐がありましたし、追い込まれてからきれいにヒットを打たれて、やっぱり二軍の中でもさすがだなと思って投げていました」

――今後、対戦したいプロ野球選手はいますか?

「正直、このバッターと対戦したいっていうのはあんまりないのですが、早く一軍の舞台で一軍の打者に投げたいっていう気持ちが一番強いですかね」

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――昨年、イースタン・リーグで奪三振王のタイトルを獲られていましたが、今後獲りたいタイトルは何ですか?

「元々、高校時代、大学時代から奪三振は多くないピッチャーだったので、去年の奪三振王は驚きもあるんですけどタイトル...う~ん、やっぱり、最優秀防御率とか、最多勝とか、最多奪三振とか、あと沢村賞とか、スピードアップとか、獲れるなら全部獲りたいですね(笑)」

――小さい頃の夢は何でしたか?

「夢は野球を始めてからは、ずっとプロ野球選手と言ってました」

――子供の頃、憧れていた選手はいますか?

「僕は神奈川の出身なので、横浜スタジアムとか東京ドームによく試合を観に行ってたのですが、菅野(智之)投手は、僕が小さい頃から投げていてすごくいいピッチャーだったなというのは覚えています」

――今後、もしかしたら交流戦などで対戦するかもしれませんが気合が入りますね

「菅野さんだけでなく、実績のあるピッチャーやバッターとの試合は力が入ってしまうので、二軍にいるうちから力む練習はしていきたいなと思います」

――ちなみに、神奈川出身とのことですが、ファンだった球団はありますか?

「あんまりなかったのですが、横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)の試合にはよく行ってました」

――チームメイトで仲の良い選手はどなたですか?

「髙田萌生はよく一緒にいることが多いですね。僕が勝手に弟と言ってるのですが、誕生日が彼の方が遅いので、同じ苗字で勝手に弟と呼んでます(笑)」

※「スカパー!ファーム月間MVP賞」とは?
「スカパー!ファーム月間MVP賞」は、各月度のイースタン・リーグ及びウエスタン・リーグのファーム公式戦を通して成績優秀な若手で飛躍を期待する選手を、各リーグから1名ずつNPBが選出し表彰したもの。
スカパー!は、プロ野球12球団公式戦全試合を実現するだけでなく、ファームの試合中継にも取り組み、ファームの注目選手を表彰する本賞を認知されることで、より多くのファンにプロ野球の魅力を伝え、プロ野球界発展の一助になればと考え、2017年シーズンより協賛。

文=HOMINIS編集部

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