幅広い分野で活躍する星野源のミュージシャンとしての顔

音楽家・俳優・文筆家と幅広い分野で活躍する星野源。星野が音楽家として最初の1歩を踏み出したのは2000年、同じ高校出身の仲間と共に、インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」を結成した。インディーズで活動し、ライブやアルバム制作を続ける傍ら、俳優として舞台にも立つようになる。2010年にはファーストアルバム『ばかのうた』でソロデビューも果たし、その後も作品リリースごとにその評価を高めていく。

俳優としては2013年公開の映画『箱入り息子の恋』や『地獄でなぜ悪い』などで、2014年に第37回日本アカデミー賞の新人俳優賞などを受賞。音楽家としても、2016年に自身が出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」が、社会現象と呼べるほどの大ヒットを記録した。

今年に入ってからも、さらに精力的な活動は続く。『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌を担当し、同曲を収録したシングル「ドラえもん」がオリコンウィークリーシングルランキングで1位を獲得、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌「アイデア」も配信リリースながら大ヒットを記録するなど、ヒットメーカーとしての力を遺憾なく発揮する。12月19日には3年ぶりとなる待望のアルバム『POP VIRUS』が発売され、来年は2月2日の京セラドーム大阪を皮切りに、5大ドームを巡るツアーを行う予定だ。

縦横無尽に活躍する星野源。そんな彼のミュージシャンとしての軌跡を綴った番組が12月22日に集中して放送される。3年ぶりのアルバム『POP VIRUS』の発売を記念した特別番組『V.I.P. ―星野源―』を始め、過去のミュージックビデオや貴重なライブ映像なども放送予定だ。

4年連続となる紅白歌合戦の出場も含め、ファンにとってもそうでない人も、星野の魅力を存分に味わえる年末となりそうだ。

文＝堀慎二郎

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