山内惠介が「演歌の貴公子」と呼ばれ続けているわけ

山内惠介
山内惠介

2020年にデビュー20周年を迎える山内惠介。4年連続で「NHK 紅白歌合戦」に出場を果たし、今年は応援してくれたファンへの感謝の気持ちを込めて4月から半年かけて全国47都道府県ツアー「山内惠介 全国縦断コンサートツアー2019~Japan 季節に抱かれて 歌めぐり~」を開催(のべ13万人を動員見込み) 。「演歌界の貴公子」として日本列島を駆け抜けた。「惠ちゃん」という愛称で呼ばれ、マダムたちの胸をキュンキュンさせている山内惠介が貴公子と呼ばれるわけとは?

■貴公子っぷりは最新曲「唇スカーレット」のMVを見れば納得?

歌舞伎や能の伝統芸能男子に通じる端正なルックス、長身で母性をくすぐるスレンダーな体型。年上女子が守ってあげたくなるような色気を放っている山内惠介の貴公子っぷりが堪能できるのがオリコンチャートの7位を記録した最新シングル「唇スカーレット」のミュージックビデオだ。

衣装は2パターンあり、曲にちなんだ鮮やかな赤のスーツと靴で、細い身体をくねらせ、優雅にターンし、投げキッスや"君"を指差す悩殺ジェスチャーを披露。そして、白のドレッシーなブラウスにリボンタイを結んだまさにヨーロッパ調の貴公子ファッションと言える衣装に身を包み、妖艶なパフォーマンスと伸びやかな歌声で、期待を裏切らない映像に仕上がっている。

穏やかでおっとりした語り口調もイメージ通りの山内だが、サウナが大好きで、自らを「サウナ男子」と定義づけるユーモアのある一面にもファンはギャップ萌え。なお、47都道府県ツアーのスペシャル公演となった東京国際フォーラムでは「自分で言うのも何ですが、演歌界の貴公子・山内惠介でございます」と自己紹介し、集まった人たちをうっとりさせた。

■ツアーではご当地ソングも忘れないジェントルマン

東京国際フォーラムのスペシャルライブではファンにも人気の曲ということもあって米津玄師の「Lemon」をカヴァーした山内惠介。これまで行ったことがなかった地域も廻った47都道府県ツアーでも、その土地や季節に合った曲を歌唱。

初めて訪れた佐賀では"はにわ"の「佐賀県」を歌い、長崎では、さだまさしの「精霊流し」、仙台では「青葉城恋唄」というように、地元のファンに対するおもてなしの心を大切にしている。自身のオリジナル曲や子どもの頃から憧れてきた美空ひばりのヒット曲のカヴァーはもちろん、物腰柔らかなMCでジョークを交えながら楽しませるなど、新しい時代を代表する演歌歌手の道を邁進中だ。なお、東京国際フォーラムのコンサートではアンコールで「来年は日本武道館に立つぞ」と宣言。

デビュー20周年、オリンピックイヤーの2020年に歌手としての大きな目標を掲げた山内惠介の人気の秘密がお客さんとじかに触れ合って歌を届けるライブに隠されているのは間違いない。

文=山本弘子

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放送情報

山内惠介 全国縦断コンサートツアー2019 スペシャル
放送日時:2019年12月22日(日)17:00~
チャンネル:TBSチャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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