新曲「Backwards」も話題！三浦大知の進化し続けるパフォーマンスのすごさ

4月21日に通算28枚目となるニューシングル「Backwards」をリリースする三浦大知。この新曲からも高い歌唱力と豊かな表現力が感じられ、MVでは近未来的な雰囲気の中で6人のダンサーと圧巻のダンスで魅せてくれる。

■「Folder」のメインボーカルとして9歳でデビュー

三浦がデビューしたのは1997年。男女混成のダンス＆ボーカルグループ「Folder」のメインボーカリスト"DAICHI"としてシングル「パラシューター」をリリースした。当時、9歳だったが既に歌唱力の高さ、安定した歌声は今に通じるものがあった。透明感のあるハイトーンボイスとキレのあるダンスでデビュー曲が10万枚を超えるヒットを記録。最初の転機が訪れたのは2000年。三浦は変声期を迎え、活動休止を決断した。

その後、三浦はスキルを磨き、2004年にソロ・アーティスト"三浦大知"として復活ライブを行い、翌2005年3月にシングル「Keep It Goin' On」で新たなスタートを切った。2006年1月にリリースした4枚目シングル「No Limit featuring 宇多丸(from RHYMESTER)」で日本語ラップと新たな化学変化を起こしたことも三浦の音楽性の幅を広げ、後にKREVAともコラボを行うなど、1つのスタイルへと昇華させていく。

"和製マイケル・ジャクソン"と呼ばれるほど、ダンスのスキル、クオリティが高い三浦。歌だけでなく、ダンスも含めて、三浦大知ワールドが完成する。ダンスにおける転機となったのが、2008年7月にリリースした6thシングル「Inside Your Head」だろう。この曲で、三浦は全ての振り付けを自身で考案。"採用されなくてもいいから一度振り付けを作らせてほしい"とスタッフにお願いしたら採用され、それ以降、振り付けは三浦自身が行うようになったという。楽曲とダンス(振り付け)のシンクロ率がさらに上がり、歌と楽曲をダンスによってより豊かな世界観を構築することとなった。

■"魅せる"パフォーマンスは圧巻

2012年5月、自身初の日本武道館公演を開催。翌2013年にはアリーナでのライブを実現させており、武道館公演がより大きな場所でパフォーマンスするきっかけとなった。ライブで一番大切にしていることは"誰が見ても楽しい"ということ。常に"魅せる"、そして"楽しませる"ということを意識しているからこそ、歌もダンスも新しいことにチャレンジし続けているのだろう。無音ダンス(無音状態でダンサーと動きをシンクロさせるダンス)も印象的。2017年大晦日、初出場となった「NHK紅白歌合戦」でも無音ダンスを取り入れて視聴者を驚かせた。

その後も作品をリリースするごとに、ライブを行うごとにパフォーマンスをスケールアップさせている。以前から言い続けている三浦の夢は「グラミー賞を獲ること」。しかも"日本語のまま評価されたい"という思いを抱いている。音楽は国境を越える。高い歌唱力、世界水準のダンス、全ての人を楽しませるパフォーマンスといった武器を持った三浦であれば、その夢はただの夢ではないと思わせてくれる。

そんな三浦大知を、スペースシャワーTVプラスでは4月の「イチオシ！」として大特集。4月25日(日)は撮り下ろしの特番が放送される。ニューシングル「Backwards」の振り付けやMVを三浦自身が解説し、最新曲に込めた想いやメッセージをしっかりと伝えてくれる。コロナ禍で行われた無観客でのオンラインライブで意識したこと、そこでしか出来ないことへの追求についても語っているので注目だ。

さらに、2009年2月のシングル「Your Love feat.KREVA」での共演、2012年5月に開催した自身初の日本武道館公演に出演依頼をするなど、三浦が敬愛してやまない"言葉の達人"KREVAがトークゲストとして登場する。2018年3月に放送された「三浦大知"BEST"SPECIAL」(4月23日に再放送あり)でもゲストとして迎えられ、"大人のグランピング"という特別なシチュエーションで熱いトークを展開した。今回も、"アーティスト＝三浦大知"の魅力をよく知る人物、アーティストとして相思相愛な関係性のKREVAがゲストということで、ディープなトークが交わされる盛りだくさんな内容になっている。

文＝田中隆信

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