世の中に影響を与え続けるエルヴィス・プレスリーはなぜ"キング"と呼ばれるのか?

「エルヴィス・プレスリー:ロック・スター伝説」
「エルヴィス・プレスリー:ロック・スター伝説」

"キング・オブ・ロックンロール"と称され、今なお絶大な人気を誇るエルヴィス・プレスリー。彼の命日である8月16日(金)に「エルヴィス・プレスリー命日特集!」として、日本初放送のライブ&ドキュメンタリー「エルヴィス・プレスリー:ロック・スター伝説」を含む「エルヴィス・プレスリー:ラスト・デイ」「エルヴィス・プレスリー:ブロードキャスティング・ライヴ」の3番組がミュージック・エアにて一挙放送される。

関係者が当時の様子を振り返るドキュメンタリー「エルヴィス・プレスリー:ラスト・デイ」で焦点を当てた"1977年8月16日"、42歳という若さでこの世を去ったプレスリー。偉大なアーティストの早すぎる死――ギネスブックには「史上最も成功したソロアーティスト」として記録されているが、彼の生まれはアメリカ南部ミシシッピ州の貧しい家だ。1950年代のロックンロール黎明期から活動を開始し、カントリーミュージックとR&Bを融合させたロカビリーミュージックで人気を博した。そのセールスは最低でも6億枚以上、現在までの累計で30億枚以上とも推定されている。30本以上の映画に出演するなど、60年代は俳優としての活動が目立つが、歌手活動を再開させた70年代は主にライブに精力を注いできた。当時、歌手としてのプレスリーを待ち望んでいたファンは多く、1968年にテレビ出演でカムバックを果たした際には瞬間最高視聴率70%を超える驚異的な記録を残している。

「エルヴィス・プレスリー:ラスト・デイ」

Provided by VISION MUSIC INC.

「エルヴィス・プレスリー:ブロードキャスティング・ライヴ」は、そんな彼のテレビでのパフォーマンス映像を集めたもの。50~60年代を代表するアメリカのテレビ番組「エド・サリヴァン・ショー」や1973年に史上初めて衛星生中継が行われ、日本を含む全世界で15億人が見守ったとも言われている巨大コンサート「アロハ・フロム・ハワイ」の熱狂の映像を楽しむことができる。

パフォーマンスするのは「好きにならずにいられない」「ハートブレイク・ホテル」「ラヴ・ミー・テンダー」「ハウンド・ドッグ」...と、数え上げればキリがないほどの名曲たち。プレスリーのことをあまり知らないという人でも、CMなどで一度は耳にしたことがあろう楽曲のオンパレードには、改めて彼がどれだけヒット曲を連発していたか思い知らされるはずだ。

「エルヴィス・プレスリー:ブロードキャスティング・ライヴ」

Provided by VISION FILMS INC.

そんな圧巻のパフォーマンスはもちろんのこと、死後の影響力の高さも彼の偉大さを感じさせる要素のひとつ。プレスリーが長年暮らしていたメンフィスのグレイスランドは「世界で最も訪問者数が多い私邸(またはお墓)」としてギネスに登録。また生誕80周年には、イベントや展覧会が各地開かれ、没後40年時にはベストアルバムがプレスリーと縁遠いイギリスのチャートで1位を獲得。さらにはオーストラリアの田舎町ではエルビス・フェスティバルが1993年から開かれ、2万人以上が集まるなど、街に多大な経済効果をもたらしている。

死後40年以上が経った今もなおキングとして君臨し、世の中に影響をもたらし続けているプレスリー。にも関わらず、日本では正当な評価を受けているとは言えないのが悲しいところ。彼の軌跡に迫る日本初放送のライヴ&ドキュメンタリー「エルヴィス・プレスリー:ロック・スター伝説」も合わせてチェックして、その偉大さをぜひ感じてみてほしい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

エルヴィス・プレスリー命日特集!
放送日時:2019年8月16日(金)21:30~
チャンネル:ミュージック・エア
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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