パク・ソジュン、V、パク・ヒョンシクの「ブロマンス」が今も話題を集める理由

ビルボード Hot100(全米シングルチャート)における2週連続首位の快挙を筆頭に、今年も「ビルボード・ミュージック・アワード 2020」やヨーロッパ最大級の音楽授賞式「MTV EMA (Europe Music Awards)」など世界の名だたる音楽授賞式で存在感を発揮しているBTS。様々な場所で披露される全編英語詞の大ヒット曲「Dynamite」のパフォーマンスで、ひと際注目を集めるのが、JUNG KOOKやJIMINと共にマンネ(年下)ラインとして高い人気を誇るVだ。

12月30日(水)で25歳となり、アーティストとしても成熟期を迎えているV。3オクターブの音域を持つ彼のソウルフルな歌声は何よりの魅力だが、その美しく整ったルックスも「世界で最も美しい顔」ランキングで2年連続1位に選ばれるほど。TBSチャンネルにて12月1日(火)深夜より放送される時代劇「花郎＜ファラン＞」(2016年)では、そんなVとイケメン俳優が豪華共演を果たし、眼福シーンの数々が楽しめる。

■パク・ソジュン、パク・ヒョンシク、ミンホ(SHINee)...イケメン俳優が演じる花郎

本作は、「梨泰院クラス」(2020年)のパク・ソジュンを筆頭に、パク・ヒョンシク、ミンホ(SHINee)、V(BTS)といったイケメン豪華キャストが、新羅時代に実在した見目麗しい国家親衛隊・花郎を演じた青春ロマンス時代劇。花郎には、親友の命を奪った者に復讐を誓うムミョン(ソジュン)や、ジディという偽名を使って潜入する新羅第24代王・真興王(ヒョンシク)ら、それぞれの思惑を持った若者が集結しており、花の親衛隊として活躍した彼らの奮闘や成長、恋愛模様を生き生きと描き出していく。

■華麗な剣舞シーン、JINと歌うOSTなど、V(BTS)の魅力が満載！

Vが演じるのは花郎の最年少ハンソン。好奇心旺盛で笑顔がチャームポイントのフレンドリーな性格だ。役柄としてもBTSのメンバーと一緒にいる時のV本人を彷彿とさせるキャラクターで、自然体な演技で魅せてくれる。劇中、ハンソンは、花郎たちに課せられた試験の場で、ジディ(ヒョンシク)とスホ(ミンホ)と並んで華麗な剣群舞を披露。誰よりも笑顔で楽しそうに踊るVの姿が印象的な場面だ。

ちなみに、ドラマ本編に負けず劣らずファンからの支持を集めているのが、本作のOST。パク・ソジュンやパク・ヒョンシクらが歌う楽曲も人気だが、BTSファンからも話題を集めたのがVとJINが歌う「死んでも君だよ」だ。あまりに過熱する人気ぶりに、MVが急遽制作されたほどで、本編のブロマンス(男同士の友情)を盛り立てる中毒性のあるナンバーとなっている。

■パク・ソジュン、パク・ヒョンシクらとの熱き友情はドラマ後も継続中

また、ハンソンが憧れを抱いているのは、身分を気にせず誰にでも分け隔てなく接し、自分の思ったことはズバッと意見するムミョン。その敬愛っぷりは、まるで本当のお兄さんのようで、夜には一緒に寝ようとムミョンの寝床に入り込んでしまうほど...。

ドラマで育んだ熱き友情は、その後もしっかりと継続中で、Vと共演したソジュンとヒョンシクの3人に、ソジュンの旧来の友人である俳優チェ・ウシクとラッパーのPeakboyが加わった5人組は、プライベートでの仲の良さも広く知られている。このグループは「ウガウガ会」と名付けられ、時々お互いのSNSに登場しては、「花郎＜ファラン＞」の世界観を思い起こさせてくれるのだ。

BTSのメンバーとして世界中の表舞台でその活躍を目にするVだが、時代劇の衣装に身を包んだ役者としての姿もまた、抜群の存在感を放っている。本作の共演をきっかけに、ソジュン、ヒョンシクらと現在も固い絆で結ばれているだけに、劇中のブロマンスの行方にも改めて注目してみたい。

文＝津金美雪

この記事の全ての画像を見る