三浦春馬が誠実さゆえのパワーを持つ青年を演じた「アイネクライネナハトムジーク」は男女の出会いがテーマ!

三浦春馬が主演し、2019年に公開された映画「アイネクライネナハトムジーク」は、ミステリー小説家の伊坂幸太郎が初めて書いた同名の恋愛小説を基にしている。伊坂が仙台市在住ということは有名だが、この小説も仙台が舞台。「愛はなんだ」の今泉力哉監督が演出した映画もオール仙台ロケで撮影された。

運命的な出会いをする多部未華子と三浦春馬
運命的な出会いをする多部未華子と三浦春馬

(C)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

物語のテーマは男女の「出会い」。ごく普通の青年・佐藤(三浦春馬)は、マーケティングリサーチの会社で真面目に働いているが、恋人はいない。そんなとき、佐藤の大学時代の友人で、いち早く同級生たちのマドンナと"できちゃった結婚"をした一馬(矢本悠馬)が佐藤を煽るセリフが良い。

「『出会いがない』って理由が一番嫌いなんだよ、何だよ、出会いって」
「外見がよくて性格もお前好みで年齢もそこそこ、しかもなぜか彼氏がいない女が自分の眼の前に現れてこねぇか。そういうことだろ?」
「出会い系って堂々と名乗ってる出会い系サイトですら、めったに出会えねぇんだぞ」

その後、佐藤は会社の業務で仙台駅前のロータリーでアンケートを取っていたときに、失業中の女性・紗季(多部未華子)と出会う。そして、一馬夫妻やその娘、ボクシングチャンピオンとその妻がリンクし、それぞれの不幸ではないが思うようにもならない人生が描かれる。彼と彼女が出会ったのは偶然なのか。そして、結婚したのは幸運だったのか不運だったのか。ときどき自分の選択に自信がなくなって心が揺らいでしまう人間心理を丁寧に描き出す。

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放送情報

アイネクライネナハトムジーク
放送日時:2023年5月5日(木)18:45~ほか
放送チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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