萩原利久が演じるぎこちなさとギャップ！多彩な恋と性の駆け引きを描いたオムニバスドラマ「初情事まであと1時間」

2019年に放送されたドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」で、頭脳明晰でクールな生徒役で注目を集めた俳優・萩原利久。先日最終回を迎えた「たとえあなたを忘れても」では、記憶障害を抱える青年を好演。また、主演を務める新感覚タイムリープ・サスペンスドラマ「めぐる未来」も1月18日(木)から放送を間近に控えている。

昨年は大ヒット映画「キングダム 運命の炎」や「ミステリと言う勿れ」など話題作への起用が相次ぎ、さらなる飛躍を見せた萩原。子役から活動をはじめ、現在は注目の若手実力派となった。

その目覚ましい活躍を予感させる演技を見せたのが、2021年のドラマ「初情事まであと1時間」だ。本作はノッツによる同名コミックを原作に、豪華監督たちが書き下ろした究極の恋愛オムニバスドラマで、多彩な恋と性の駆け引きが展開する。

様々な想いが交錯し絡まりあう時間は、可笑しくて切なくて不器用で面倒、でも愛おしい。「恋人たちが初めて結ばれるまでの直前1時間を切り取る」というコンセプトのもと、初情事を通して浮かび上がる人模様を赤裸々に描き出す。

萩原は第2話「初体験まであと1時間」に出演。木竜麻生と共に初めて同士の大学生カップルを演じた。付き合って3ヶ月の大学生の香苗(木竜)と隆司(萩原)はデートを重ね、その夜初めて香苗の部屋で一緒に過ごすことになる。お互い初めての恋人で未経験の2人は、コンビニで歯ブラシやパンツなどお泊まりグッズを買い、浮き足立つ。

しかし、いざ部屋に入るとどうしたらよいか分からず、お酒を飲んだり映画を観たり、当たり障りのない会話で時間をやり過ごす。萩原は意識してしまうがゆえに不自然になってしまう会話や仕草もリアルに演じた。

そっと様子をうかがい、微妙な距離を取りながら泳ぐ目線と置き所のない手。緊張感漂うぎこちなさが、かえって生々しい。平静を装いながら怖気づいたり意気込んだり、頭の中では葛藤や欲望が渦巻いている。初めてを前にした複雑な心情を繊細に表現。等身大の男子大学生らしい爽やかで可愛らしい笑顔と、真剣な表情からの官能的なキスシーンへのギャップにもドキドキさせられる。

第2話の監督は「愛の渦」(2013年)や「娼年」(2017年)、「そして僕は途方に暮れる」(2022年)などセンセーショナルな作品を世に送り出してきた三浦大輔が務めた。些細な言動に見え隠れする性愛をポップにエロティックに描いている。

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