佐藤日向が、2月8日(木)より東京・本多劇場で上演される舞台「笑わせんな」に出演する。
同作品は、主演・浜中文一、脚本・福谷圭祐、演出・オクイシュージのタッグで送るブラックコメディで、「くすぐり、くすぐられる」ために集う人間たちの満たされることのない愚かで哀しい心の暗部を、ポップな笑いの刃で軽やかに切り出す愉快な狂気の物語。佐藤は、「くすぐり」サークルのメンバー・田中みゆを演じる。
今回、佐藤にインタビューを行い、台本を読んだ感想や役の印象、自身のフェティシズムなどについて語ってもらった。
――台本を読んだ感想は?
「ブラックコメディって謳っているんですけど、『そこからこの展開になるんだ!』みたいなジェットコースターのようにお話が流れていくところは読んでいてハラハラしました。その部分を生のお芝居で表現する時にどのように言葉のラリーが繰り広げられていくのかというのは、今から稽古が楽しみなところです。また、始めに『イップス』とか難しい専門用語もポロポロと出てきたりするので、初見のお客さんが引っ掛からず溶け込めるような道を作っていきつつ最後に持っていくことができれば、この台本の魅力が存分に出せるんじゃないかと思っていて、間とかがかなり重要になるお芝居だと思うので、そこはしっかりお稽古して頑張りたいと思っています」
――「くすぐり、くすぐられる」ことが好きな人たちによる物語ですが、そのフェティシズムに関してはいかがですか?
「『言われてみたらこういうのもあるのかな』という感覚でした。幼稚園の頃とかに"くすぐり合いっこ"とかって流行るじゃないですか。そこがターニングポイントみたいになっている人がもしかしたらいるかもしれないって思ったら、絶対にないと言えない世界観になっていて、そこにユーモアが詰め込まれていて面白いなって思いました」
舞台情報
舞台「笑わせんな」
日時:2024年2月8日(木)~18日(日)
場所:下北沢本多劇場
詳しくはこちら