趣里の闇が垣間見える演技が圧巻!塚本晋也作品「ほかげ」で体現した「ブギウギ」と対照的なキャラクター

「ほかげ」 (C)2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
「ほかげ」 (C)2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

今年3月末に最終回を迎えた連続テレビ小説「ブギウギ」。戦後を明るく照らした歌手・笠置シヅ子をモデルに描いた物語で、主人公のスズ子に抜擢された趣里は、楽しいことばかりではない人生も明るく前向きに生きるヒロインを熱演した。トレーニングを重ねた歌唱やバレエ留学の経験を生かしたダンスも素晴らしく、悲しみも喜びも抱いて歌う姿はまさしく人生讃歌。視聴者の心に溢れんばかりのエネルギーを届け、大きな注目を集めた。

そんな趣里が快活で溌剌としたヒロイン・スズ子とは対照的な役柄を演じた映画「ほかげ」(2023年)が、8月11日(日)にWOWOWシネマで放送される。本作は、終戦後の日本を舞台に戦争で奪われたものと絶望と闇を抱えたまま混沌の中で生きる人々を描き出す反戦ドラマ。長年に渡りオリジナリティ溢れる作品を発表し続ける、日本を代表するインディーズの映画作家・塚本晋也が監督を務めた。

「鉄男」(1989年)で劇場映画デビューして以来、国際映画祭の常連となり世界中に熱狂的ファンを持つ塚本監督。近年も精力的に製作を重ねる塚本監督が、戦場の極限状況で変貌する人間を描いた「野火」(2014年)、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った「斬、」(2018年)に続き、"戦争と人間"をテーマに脚本・撮影・編集・製作も兼任して本作を作り上げた。

第2次世界大戦終戦直後、荒れ果てた日本のとある町。闇市がそばにある半焼けになった小さな居酒屋で、店主の女が一人暮らしている。体を売ることを斡旋され、戦争の絶望から抗うこともできずに日々を過ごしていた。空襲で家族を亡くした戦争孤児の少年は闇市で食べ物を盗んで暮らしていたが、盗みに入った居酒屋に入り浸るようになる。女は少年との交流に希望を見出していくが、2人の生活はいつまでも続かなかった。居酒屋から去った戦災孤児は謎めいたテキ屋の男の後をついていくが、そこでも絶望的な事態に直面する...。

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放送情報【スカパー!】

ほかげ
放送日時:2024年8月11日(日)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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