中村倫也が自然な佇まいで宇宙人を演じる！伊藤沙莉らと抜群の掛け合いを見せた「宇宙人のあいつ」

監督・塚原あゆ子、脚本・野木亜紀子の人気タッグによるノンストップ・サスペンスエンタテインメント映画「ラストマイル」が、現在大ヒットしている。2人が生み出した名作ドラマ「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)の世界線と交差する仕掛けも話題を呼び、キーパーソンとして中村倫也がサプライズ出演したことも大きなニュースとなった。

カメレオン俳優として知られる実力派の中村は劇団☆新感線の最新作であるいのうえ歌舞伎「バサラオ」への出演、ヒューマンドラマ「Shrink（シュリンク）ー精神科医ヨワイー」で主演を務めるなど、今年も幅広いジャンルで活躍を続ける。そんな中村が特殊なキャラクターを演じたのが、2023年の映画「宇宙人のあいつ」だ。

10月4日(金)にＷＯＷＯＷシネマで放送される本作は、"家族になりたかった男"を通して映し出される家族愛をコミカルに描いた異色のコメディ。家族に成り済まして23年。人間の生態を調査しに土星から来た宇宙人は、真田家の四兄妹の次男・日出男として暮らしていた。両親を早くに亡くした彼らは、喧嘩もするが助け合って生きてきた。

家族というものが分からない日出男は兄・夢二から教えてもらいながら、毎日一緒にご飯を食べ、働き、慌ただしい日々を過ごす。いよいよ地球を離れる日が近づいた日出男は「実は自分が土星から来た宇宙人であり、23年間も真田家の家族に成り済ましていた」と告白する...。

中村が演じるのは、四兄妹の次男・日出男として家族に成り済ましてきた宇宙人。彼の告白は平凡な家族に衝撃を与えるが、長年家族として暮らしていた兄妹たちはこれまで通り次男として扱うことにする。地球を離れるまでに残された時間で、日出男が人間としてやり残したことを果たせるよう奮闘するというストーリーが展開。"ワケありなエイリアン"という特殊な難役だが、中村は自然な佇まいでその存在を成立させている。

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