竹野内豊が独創的な世界観でも魅力を発揮！山田孝之の怪演ぶりにも引き込まれる映画「唄う六人の女」

もう一人の主演・山田と石橋監督は「ミロクローゼ」(2012年)に続くタッグとなった。演技派の山田のリアルな怪演が物語の世界に惹き込む。また、妖しくも美しく魅惑的な"六人の女"を演じた水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、萩原みのり、桃果、武田玲奈と多彩なキャスティングも大きな見どころの一つだ。

謎が謎を呼ぶサスペンスフルな展開、命に溢れる原生林と日本の原風景を切り取った映像美、最後に明かされる壮大な真実。作品全体を通じて投げかけられている強いメッセージ、そして独創的な石橋ワールドで異彩を放つ竹野内の新たな魅力に注目したい。

文＝中川菜都美

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