杉咲花が高い演技力で注目を集め、女優としてのターニングポイントとなった映画「湯を沸かすほどの熱い愛」

映画「市子」(2023年)や主演ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(2024年、フジテレビ系)で圧倒的な演技力を見せている杉咲花。子役から活躍していた彼女だが、女優として花咲いたのは、日本アカデミー賞ほか各映画賞の助演女優賞を受賞した「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年)と言っても過言ではないだろう。

深い愛情を表現した宮沢りえ
深い愛情を表現した宮沢りえ

(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

1年前に夫・一浩(オダギリジョー)が突然家出したため娘と2人暮らしの双葉(宮沢りえ)は、突然、余命2カ月と宣告を受ける。彼女は絶対にやっておくべきこととして、家出した夫を連れて帰り家業の銭湯を再開させ、いじめられて不登校寸前の娘・安澄(杉咲)を立ち直らせて、ある人に会わせるために動き出す。探偵の滝本(駿河太郎)に一浩を探してもらうように依頼すると、すぐに発見。しかし彼は鮎子(伊東蒼)という愛人の子どもと2人暮らしをしていた。双葉は鮎子も引き取り、一つの家族として暮らし始める。

宮沢りえ演じる双葉の深い愛が描かれた本作は、涙なしでは見られない名作。一見シリアスな物語に見えるが、双葉がポジティブでユーモアたっぷりの女性のためしんみりとした雰囲気は漂わないのが本作の最大の魅力といえる。

宮沢りえは、本作で第40回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ各賞を席巻。彼女の演技力の高さが再び注目を浴びた。また同時に、娘・安澄を演じた杉咲花の演技も話題に。宮沢同様、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞や新人俳優賞など国内の多くの映画賞を受賞した。

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放送情報【スカパー!】>

湯を沸かすほどの熱い愛
放送日時:10月9日(水)16:50~
放送チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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