杉咲花が異色の警察小説の世界観を見事に体現!萩原利久とのバディ的な共演も見どころの映画「朽ちないサクラ」

「朽ちないサクラ」 (C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
「朽ちないサクラ」 (C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

脚本・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子のタッグが手掛ける日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」が話題を集めている。一人二役で主演を務める神木隆之介はもちろんのこと、演技派揃いの出演陣も注目される理由の一つだ。中でも杉咲花が、1950年代パートで神木演じる青年・鉄平に想いを寄せる島の食堂の看板娘・朝子を演じ、確かな演技力で物語を盛り上げている。

今年4月期のドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」では、自身初の医師役かつ記憶障害の脳外科医という難役に挑戦。彼女を支える変わり者の脳外科医を演じた若葉竜也と共に、心を震わす圧巻の演技で感動を生み出した。また、昨年公開のヒューマンミステリー「市子」でも第78回毎日映画コンクールの女優主演賞を受賞。話題作に途切れることなく出演し、随一の演技力の高さを見せている。

杉咲花の主演で柚月裕子の小説を映画化したミステリー「朽ちないサクラ」
杉咲花の主演で柚月裕子の小説を映画化したミステリー「朽ちないサクラ」

(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

そんな彼女の実力を再認識できる作品が、映画「朽ちないサクラ」(2024年)だ。12月15日(日)にWOWOWシネマで放送される本作は、「孤狼の血」シリーズで知られる人気作家・柚月裕子による「サクラ」シリーズのはじまりとなる同名ベストセラーを映画化したミステリー。

愛知県平井市で女子大生が度重なるストーカー被害の末に殺される事件が発生。後に「平井中央署生活安全課が女性からの被害届の受理を先延ばしにして慰安旅行に行っていた」と地元紙にスクープされる。愛知県警広報広聴課に勤める森口泉は、地元紙の新聞記者である親友・津村千佳が約束を破って記事にしたのではないかと疑う。千佳は身の潔白を証明するために調査を開始するが、1週間後に変死体となって発見され、泉は警察学校時代の同期・磯川と独自捜査に乗り出す。

「朽ちないサクラ」
「朽ちないサクラ」

(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

今作で杉咲が演じるのは主人公の泉。愛知県警広報広聴課の職員である泉は、警察の不祥事を追っていた親友の弔い合戦に身を投じる。生活安全課の警察官・磯川の力を借りて独自の捜査を進める中で、公安警察=サクラが絡んだ思わぬ真相へと近づいていく。

泉は普段捜査に関わらない"事務職のお嬢ちゃん"。そんな彼女が、親友を信じてあげられなかった強い自責の念から、独自捜査に乗り出す。華奢で小柄な体に、今にも壊れてしまいそうな雰囲気を纏う。それでも、自分の正義とは何か、本当の正義とは何か、葛藤を繰り返しながら"絶対に自分が犯人を捕まえてみせる"という強い意志を宿していく。揺るぎない瞳、細かな息遣いに怒りや悲しみ、複雑な感情が滲む。

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放送情報【スカパー!】

朽ちないサクラ
放送日時:2024年12月15日(日)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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