福士蒼汰松本まりかのラストシーンが忘れられない!独特な雰囲気が魅力の映画「湖の女たち」

映画というのは単純に見やすい起承転結がある作品が多い。だが、時に撮り方やストーリー、空気感から観客それぞれに大きなぼんやりとした問題を投げかけるような作品が存在する。「湖の女たち」は正にそのような作品だ。

段々と歪んだ関係になっていく濱中圭介(福士蒼汰)と豊田佳代(松本まりか)
段々と歪んだ関係になっていく濱中圭介(福士蒼汰)と豊田佳代(松本まりか)

(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会

2024年に公開された「湖の女たち」は吉田修一の小説を大森立嗣が監督・脚本を手掛けるということで公開前から話題を呼んだ作品だ。舞台は湖畔に隣接する介護施設である老人が殺害されたことからはじまる。取り調べにやってきた若い刑事濱中圭介(福士蒼汰)は上司からの圧力に押されつつ、被疑者に執拗な取り調べを行っていた。濱中はその介護施設に務める介護士の豊田佳代(松本まりか)に対して歪んだ支配欲を持つようになる。一方、記者が掴んだ情報によってこの殺人事件が過去の事件と関連性があることが明かされていく。

■多面的な物語と歪な関係性

あらすじだけ一読すると、サスペンスドラマのように思える本作だが事件を解決することはこの物語の根幹を成していない。それは濱中と豊田の関係性が事件だけを考えると物語に全く関与していないことからもわかるだろう。

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放送情報【スカパー!】

湖の女たち
放送日時:11月30日(土)22:10~ ほか
放送チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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