この1月にスタートの日曜劇場枠の新ドラマ「御上先生」でのこれまでにない役どころが話題を集めている松坂桃李。過去に官僚も教師も演じた経験を生かし、文科省から私立高校へと派遣されたエリート官僚という一見クールだが、この国の教育を変えると情熱を秘めた"官僚教師"をどう表現するのか、注目を集めている。
今もなお"クセ者"なキャラクターを演じることも多い松坂だが、昨年10月17日の36歳の誕生日直後にWOWOWで放送された「月刊 松坂桃李」では、3つの異なるキャラクターを演じ、その幅のある演技力を証明した。
1月18日(土)にWOWOWプライムで全3話一挙放送される「月刊 松坂桃李」は、松坂が長年温めてきた原案をもとに、松居大悟、沖田修一、齊藤工の3人の映画監督が、想像力豊かにそれぞれの作品として映像化するというユニークな企画だ。
松居監督による「横★須★賀 探偵事務所」では暗い過去を抱える愚痴の多い探偵に、沖田監督による「ダンディ・ボーイ。」では漫画家を夢見る大学生に、そして齊藤監督による「何もきこえない。」では荒廃した世界で人間と共に暮らすAI...と、松坂はまったく異なる3つのキャラクターを演じ分けている。
便利屋のような仕事をこなす中、ある男を捜しだしてほしいという依頼を受ける「横★須★賀 探偵事務所」では、気だるい雰囲気を纏ったいかにもハードボイルドな探偵像を体現。かと思えば、ヒーロー漫画を描く青年がヒーローになろうと奮闘する「ダンディ・ボーイ。」ではダサいジャージを身に纏った青臭くて冴えない男に様変わり。
さらに核エネルギーの事故によって、人類が激減した2065年を舞台とした「何もきこえない。」では、全編セリフがないなか表情や佇まいだけで、ある悲劇的なできごとによって感情を獲得していくAIのキャラクターになりきっている。
放送情報【スカパー!】
月刊 松坂桃李
放送日時:2025年1月18日(土)16:00~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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