
3月7日(金)に公開される映画「35年目のラブレター」で、笑福亭鶴瓶演じる主人公の"若かりし頃"を演じる重岡大毅。過酷な幼少時代を生き、読み書きができないまま大人になった主人公の懸命な姿をリアルに演じ、俳優としてのさらなる成熟ぶりを見せつけている。
俳優としても充実のキャリアを重ねる重岡が初の単独映画主演を務めたのは、"国民的作家"東野圭吾の同名傑作小説を映画化した「ある閉ざされた雪の山荘で」(2024年)。ある人気劇団の新作舞台の主演を決めるため山荘に集められた7人の役者たちが、選考合宿の中でひとりひとり姿を消していくミステリーだ。

(C)2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会(C)東野圭吾/講談社
今から約30年前――1992年に発表した原作小説について、「突拍子もない設定の物語。(映像化には)極めて高い演出力と演技力が要求されるはずです」と、今回の映画化にあたり東野自身もそうコメントを寄せているように、長らく映像化は困難と思われてきた本作。
【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる"連続殺人事件"は原作発行時からミステリーファンを唸らせ、複雑かつ多層的なトリック、疑心暗鬼に陥る登場人物たちの心情を「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(2021年)などの飯塚健監督が繊細なタッチで描き出す。
男女7人の"役者"を演じるのは、現実でも役者として勢いに乗る30代前後の人気者たち。重岡演じる主人公・久我和幸は、山荘オーディションの挑戦者で唯一、異なる劇団から参加したいわば"異分子"であり、原作とは異なる、劇団や芝居に対して純粋なキャラクターを、自身とも重なるハツラツさで演じている。
その他の6人は、華と実力を兼ね備えた劇団のトップ俳優・本多雄一(間宮祥太朗)、公演直前に役を奪われた女優・中西貴子(中条あやみ)、恋愛感情をこじらせたクセの強い怪優・田所義雄(岡山天音)と、そんな田所が好意を寄せる世間知らずのお嬢様女優・元村由梨江(西野七瀬)。役を得るためなら何でもする超勝気なワガママ女優・笠原温子(堀田真由)、誰より優しい劇団のリーダー・雨宮京介(戸塚純貴)、圧倒的な演技力を持つ天才女優・麻倉雅美(森川葵)といった個性豊かなメンバーだ。
放送情報【スカパー!】
ある閉ざされた雪の山荘で
放送日時:2025年2月27日(木)18:00~
チャンネル:WOWOWプライム
放送日時:2025年3月2日(日)11:15~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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