TBS系水曜夜8時の枠は、大映テレビが制作した刑事ドラマの名作が並び、70年代から80年代にかけてヒット作を量産した。特に有名なのが、坂上二郎主演の「夜明けの刑事」シリーズと、松崎しげる&国広富之主演の「噂の刑事トミーとマツ」である。前者は社会派人情ドラマ的な色彩を持ち、後者はコメディ色を打ち出した個性的な内容で人気を博した。
同枠で1983年春に放送された「婦警さんは魔女」は、1974年から続いてきた大映テレビ制作最後の作品となり、この路線の集大成とも言えるドラマだ。主演は当時アイドル歌手として活躍していた榊原郁恵が務め、"人間と魔女のハーフ"という奇天烈な設定の婦警・辰巳すみれを演じている。病床の母親・タカ(小山明子)より、辰巳家と自分はアカの他人だと告白されるすみれ。実母は魔女で、親と死別して身寄りのなくなったすみれを辰巳勇造(名古屋章)・タカ夫婦が引き取って育ったのだ。タカは血の繋がらない兄の勇太(松崎しげる)とすみれの結婚を願いつつ、すみれに一通の手紙を渡して息を引き取る。すみれは交通課員として東京の日の出署に勤務し、兄の勇太も同署の刑事。しかし常に失敗ばかりで怒られている。

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