野田秀樹×QUEENによる「伝説的」舞台で松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳らが熱演!2022年のワールドツアーも注目を集めた「Q」: A Night At The Kabuki

日本演劇界を牽引し続ける劇作家・野田秀樹。1993年に「NODA・MAP」を設立し、「キル」「赤鬼」「贋作 桜の森の満開の下」のほか、枚挙に暇がないほど数多くの話題作を発表してきた。東京芸術劇場芸術監督や多摩美術大学名誉教授も務め、歌舞伎の脚本・演出を手掛けるなど、現代演劇の枠を超えた多彩な創作活動を行なっている。
演劇界のカリスマ的存在である野田が、世界的ロックバンド・QUEENとコラボレーションした伝説の舞台がNODA・MAP「Q」: A Night At The Kabukiだ。2019年の初演が第27回読売演劇大賞で最優秀作品賞を受賞した本作。3年後となる2022年の再演ではロンドン公演を含む、東京・大阪・台北と世界の4都市を巡るワールドツアーを成功させた。

そんな傑作の初演となる2019年の東京公演収録映像が、3月21日(金)にWOWOWライブで放送される。本作は、ロック史に燦然と輝くQUEENの名盤「オペラ座の夜」の世界観をもとに、野田が歌詞を徹底的に読み込み、かねてから野田の頭にあったシェイクスピアの不朽の名作「ロミオとジュリエットの"その後の物語"という着想に結びつき、創り上げた舞台。

対立する間柄にも関わらず恋に落ちたモンタギュー家の一人息子ロミオとキャピュレット家の一人娘ジュリエット。動乱の時代の中、すれ違いによって2人は命を落とす。しかし、本作はすれ違って死を迎えるはずの2人がもし生きていたら...という設定で描かれた戯曲となっている。両家の対立構造を、平家と源氏の争いに置き換え、2組のロミオとジュリエットが14世紀のイタリアから12世紀の日本に降臨。過去と現在のエピソードが次々と入れ替わり、"2人のジュリエット"と"2人のロミオ"がそれぞれ登場する。
若き日のロミジュリ、源の愁里愛(じゅりえ)役には広瀬すず、平の瑯壬生(ろうみお)役には志尊淳がキャスティングされた。本作が舞台初挑戦となった広瀬は、激しい恋にひた走る若き愁里愛を熱演。恋する乙女の輝く表情から一変、薬を口にするか葛藤し、瑯壬生との別れに絶望し打ちひしがれる。鬼気迫る表情で心の内を露わにした。相手役の瑯壬生を演じた志尊は、荒々しさの残る若き青年をエネルギッシュに体現。10代の頃から観劇していたという憧れの舞台に高い熱量で挑んだ。
放送情報【スカパー!】
NODA・MAP「Q」: A Night At The Kabuki
放送日時:2025年3月21日(金)17:45~
チャンネル:WOWOWライブ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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