「銀魂」や「今日から俺は!!」などの人気シリーズで知られるコメディ界屈指のヒットメーカー・福田雄一。今年も福田監督の手掛けた映画が大きな話題となっている。主演・山崎賢人(※「崎」は正しくは「立さき」)×ヒロイン・浜辺美波の現代忍者エンターテインメント大作「アンダーニンジャ」が1月に公開。さらに、12月19日(金)にはムロツヨシと佐藤二朗が初のW主演を務める新たな解釈の幕末コメディ「新解釈・幕末伝」も公開を控える。

福田組と言えば豪華なスター俳優揃いのキャスティングも大きな見どころの一つになっているが、そんな福田の感性が余すところなく発揮された作品が、「聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団」(2024年)だ。

■「聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団」松山＆染谷のインタビューはこちら

8月23日(土)にＷＯＷＯＷシネマで放送される本作は、中村光による人気コミック「聖☆おにいさん」を実写映画化した超スペクタクルコメディ。"神の子イエス"と"仏の悟りを開いたブッダ"が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートで2人暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く。

独創的な世界観、大胆で斬新な描写が人気となった原作は、「ギャグ漫画日本代表」とも言われるほど。聖職系男子が世紀を越えて降臨する奇跡の物語は、今や累計発行部数1700万部を超え、国内で最も売れているギャグ漫画となっている。

2018年には松山ケンイチと染谷将太をW主演に迎えて脱力系日常コメディとしてTVドラマ化もされた。このドラマ版は実力派の2人に加えて、監督・脚本を福田雄一、製作総指揮は人気俳優・山田孝之が務めるなど磐石の布陣。同年の「第Ⅰ紀」から2020年の「第Ⅲ紀」にわたって放送され、好評を博した。

そんな人気シリーズ初の完全新作劇場版が本作だ。ドラマ版と同じく福田監督が脚本も手掛け、原作者の中村光自らが描いた壮大な長編エピソードをもとに、引き続き松山・染谷のW主演で映画化に挑んだ。

世紀末を無事乗り越えたイエスとブッダ。そんな2人のもとに、天界からの使者が現れて禁断のオファーが伝えられる。やがてそれは、神も仏も天使も悪魔も入り乱れる、まさかの地球滅亡の危機へと繋がっていく。