サバイバルドラマ「今際の国のアリス」のシーズン3がお目見えし、再び世界的に大ヒットを博している。アリス役を続投した山崎賢人(※「崎」は正しくは「立さき」)は、30代を迎えてさらに絶好調。来年は「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」(2026年3月13日公開)や「キングダム」シリーズ第5弾(来夏公開)が控えるなど、熱く駆け抜ける彼からますます目が離せなくなること必至だ。

そんな山崎が、福田雄一監督と3度目のタッグを組んで笑いと斬新なアクションが炸裂する世界に飛び込んだのが映画「アンダーニンジャ」だ。11月29日(土)にＷＯＷＯＷシネマで放送される本作は、花沢健吾の人気コミックを映画化した現代ニンジャアクション。

舞台となるのは、忍者が秘密裏に存在し、日常に潜んで暗躍している現代。重大な"忍務"を言い渡された忍者組織・NIN所属の下忍・雲隠九郎(山崎)が、戦後70年以上にわたって潜伏し続けている謎の敵対組織"UN(アンダーニンジャ)"の動きを調べるべく、とある高校に潜入する姿を描く。

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人気漫画の実写化というプレッシャーも伴う数々のビッグプロジェクトを背負い、愛される座長として成長してきた山崎。ビジュアルはもちろん、声のトーンや佇まいも変身させながら役作りに没頭。原作ファンも巻き込み、心が踊るようなキャラクターと作品をしっかりと生み出してきた。とりわけキャラクターの性格や感情、過ごしてきた人生までを映し出した山崎の気迫あふれるアクションには、毎回驚かされる。

「キングダム」シリーズでは、雑草魂を胸に大将軍になるという夢に突き進む主人公・信として、剣を手に大暴れするアクションに挑戦。野田サトルによる同名漫画を実写化した「ゴールデンカムイ」シリーズでは、死戦を潜り抜けてきた杉元役として、体重を増量して相手との素手での接近戦にも挑んだ。

本作では、指先まで柔らかく動かす足技やアクロバティックな動きといった、忍者としてまた新たなアクションの境地を切り開いている。九郎はいつも気怠げなのだが、ピンチが訪れるとキレキレのアクションを見せる。山崎は見事に、そのギャップ力までを体現している。