「オファーされる役が変化したことと...」岩田剛典が大人になったなと思う瞬間とは?
俳優
日本独特のおかしな校則、ブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道といった社会問題を背景に、大人になりきれない中学校教師が、生徒たちの金髪デモに振り回されながら成長していく姿をシニカルに描いた映画『金髪』が11月21日(金)より公開される。
本作で、中学校教師の市川を演じたのは岩田剛典。担任クラスの生徒数十人が髪を金色に染めて登校してきて......という役どころだ。
そんな岩田に、今回は映画の内容を中心にインタビューを行った。
――この映画のオファーを受け、企画を知った時、どう思いましたか?
「率直におもしろい脚本だなと思いました。題材も"確かに"と思うような問題提起だし、なおかつ社会風刺も効いていて、これはぜひちょっと飛び込んでみたいなと思いましたね」
――映画を拝見し、モノローグが多く、表情豊かな岩田さんが見られる作品だなと思いました
「確かに!言われてみれば、多いですね。でも、なんかそういう作品を今までも僕は見てきたので、その作品のことを思い浮かべながら"ああ、今、心の声でこういうことしゃべってんだろうな"って想像しながらやっていました。尺だけは現場で教えてもらいながら」
――結構表情を崩しているシーンもありましたね
「コメディなのでね!でも、笑わせようと思ってやった瞬間は意外にも1個もなかったので、そこは坂下監督の編集マジックに頼らせてもらったのかなと思っています」
――岩田さんが演じた市川は、どんなキャラクターですか?
「市川は、どこにでもいる人だと思います。誰しもが一度は生活していて思ったことがあるようなことを、心の声で代弁しているようなキャラクターなので、言ってしまえば視聴者代表かなと。映画全編を通して共感していただけたらと思います」
――岩田さん自身も共感できましたか?
「そうですね。全然できました!市川より僕の方が年齢が少し上ですけど、本当に気づかないんですよね。自分は良かれと思ってやっていることも増えてきたんだろうなと思うんですけど、本当に気付かないので、指摘されるまで分からないっていうところが特に。あとは、若い頃、若い世代から見たら、どんなに若作りして発言とか行動を頑張っていても、ちょっと芯から外れてるっていう人がいたので、僕もそうなっているだろうし、大いに気をつけなきゃなと思えました」
――でも、自分では気をつけていても、実際に行動に現れているかどうか自分ではわからないですよね
「そうですね。受け入れて生きていくしかないのかもしれないです」
公開情報
映画「金髪」
【第38回東京国際映画祭 観客賞受賞】
公開日:2025年11月21日 (金)
監督・脚本:坂下雄一郎
出演:岩田剛典、白鳥玉季、門脇麦 ほか
詳しくは
こちら







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