『３Ｄ彼女　リアルガール』中条あやみ＆佐野勇斗が告白！壁ドンの真実

リア充美少女と恋愛経験ゼロのオタク男子の純愛を描いた、那波マオの人気コミック「3D彼女 リアルガール」。本作はアニメ好きな"つっつん"こと高校生・筒井光が、学校一の超絶美少女・五十嵐色葉から交際を申し込まれたことをきっかけに、現実の荒波に直面しながらも仲を深めていくというストーリー。9月14日(金)から全国の劇場で実写映画が上映される。主演を色葉役の中条あやみが務め、筒井役の佐野勇斗が共演。監督は『ヒロイン失格』『トリガール！』の英勉が手掛ける。今回、中条と佐野から作品の魅力や今後の展望などについて伺った。

お二人は初共演とのことですが、お互いの第一印象はいかがでしたか？

佐野「クールなイメージが強くて、話しかけたら『あ、大丈夫です』みたいに言われるかと思っていたんですけど、真逆でした(笑)。いい人です。こんないい人いないと思います。女性とは友達でも、人生相談までするような関係性ってあまりなかったんですけど、彼女には何でも話せます。たぶん僕のことは何でも知ってると思います」

中条「だって自分で言うんだもん(笑)。ドキドキしながら本読みの時に初めてお会いしたら、いきなり英語で冗談を言ってきて(笑)。きっと、距離を縮めようと緊張しながらも頑張ってくれてるんだろうなと感じて、その瞬間に絶対いい人だと思ったので私も英語で返しました。色葉として」

それぞれの役柄を演じる上で苦労した点はありますか？

佐野「感情の面では他の作品よりも共感できる部分が多かったので、すんなり入れました。ただ、技術的な面でオタク用語を早口で言ったり、映画ではキャラクターの『えぞみち』が話しているように見えるんですけど、実際は何も見えない壁に向かって話しかけていたので難しかったです」

中条「私はほとんど楽しかった思い出しかないです。わりと色葉に共感できることが多くて、気持ち的に『分かるな～』と思うところが多かったので、色葉のかわいい小悪魔的なところを出すことくらいかな。あとは(佐野さんは)大変そうだなと思いながら見ていました(笑)」

お気に入りのシーンを教えてください。

佐野「渡り廊下で僕が色葉を追いかけて行ったシーン。あのシーンは学校での撮影の初日で、他のシーンは探りながらやっていたんですけど、このシーンは自分の考えで自由にやらせていただいたシーンなので、一番印象に残っていて好きですね」

中条「恒松祐里さん演じる石野さんに恋愛相談をプールサイドでしながら、『かわいい』みたいなやりとりをしているシーンが好きです。リハーサルでは『もう！』って言われながら背中をたたかれて、プールに落ちそうになるカットを撮影したんですけど、映画では違うカットが使われていて。あっちの方が好きだったのにな(笑)。撮影の中では唯一、色葉が友達に対して悩み事を相談していて、JKらしいというか、人間味を感じるシーンでした」

佐野さん演じるつっつんが、ミツヤにする壁ドンは見事でしたね。

佐野「慣れていた訳ではないんですけど、僕は『M!LK』というグループで活動しているので、カメラに向かってそういうことをすることが多いんですよ。バックハグみたいな胸キュン映像というか。そういう意味ではまったく初めてという感じではなかったので、そこまで苦労はしなかったです」

中条さんは壁ドンをされたいと思ったことはありますか？

中条「いや、ないです(笑)」

佐野「したいタイプじゃない？」

中条「私もミツヤに対して壁ドンしたんですけど、実際やってみるとすごく楽しかったです」

佐野「どのシーンよりイキイキしてました(笑)」

中条「する方が楽しい。いや～楽しかった」

今回の映画を撮る上で、お二人はダイエットの同盟を結んだと聞いていますが。

佐野「そうなんですけど、裏切ったんですよこの人。(約束を破って)食べました(笑)」

中条「いや、違うんですよ(笑)。食べていいって目の前で言われて、与えられたんですよ。『はい』って」

佐野「僕たち、クランクアップの日が違って、ぽーちゃん(中条)の方が1日早く終わったから、お疲れさまという意味を込めて、我慢してた食べ物をあげたんですけど。すべての撮影が終わるまで食べないと思っていたんです。でも、すぐ食べ始めて。破られました、同盟」

中条「いやいや、『もう我慢しなくていいよ。食べていいよ』っ言われたから食べようと思って(笑)」

佐野「どうして食べたことに気が付いたんだっけ？」

中条「大量の食べ物をもらった時に、私が笑っちゃったから」

佐野「やっぱり約束を破りましたよ」

中条「1日だけね(笑)」

最後に、今後やってみたいことを教えてください。

中条「これまでに歌や踊りをする役はやらせていただいたので、いつかミュージカルに出演できたらいいなと思っています。少し気になっていて、難しいのは分かっているんですけど。挑戦してみたいです」

佐野「海外に行ってロケがしたいです。世界の民族の生活をやってみたいです(笑)。『世界の果てまでイッテQ！』みたいな感じで。なんとか祭りにも出てみたいですし。つまり、『イッテQ！』に出たいです(笑)」

文＝永田正雄　撮影＝干川修

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