白又敦らがミュージカル『薄桜鬼』に新たな風を呼び込む!

2015年に上演された、新選組を題材にした大人気ゲーム原作の「ミュージカル『薄桜鬼』黎明録」がTV初登場。時代劇専門チャンネルでは、第1作「斎藤一 篇」から第10作「原田左之助 篇」まで全10作品を、4月より毎月1作品ずつ放送中だ。本シリーズは、原作の再現度の高さに加え、迫力のある殺陣(たて)、キャラクターの心情を見事に表現した歌やダンスなど、盛りだくさんの内容に"薄ミュ"の愛称で熱い支持を受けている。

「黎明録」は、シリーズの第7弾にあたる作品だ。第6弾までは斎藤一、沖田総司、土方歳三、風間千景、藤堂平助と公演ごとに主人公を変えながら、彼らとヒロイン・雪村千鶴の恋模様を描いてきた。

【関連記事】ミュージカル『薄桜鬼』で池田純矢が新選組の先陣を切る!

しかし、本作はこれまでとは大きく違い、新選組の黎明期を描いた、「薄桜鬼」本編の前日譚となっている。ヒロインが登場しないため、甘く切ないラブストーリーではないものの、理想と現実の狭間で思い悩む男たちの葛藤や熱い生きざまを、たっぷり堪能できるのが特徴だ。

過去作と一線を画する意味合いもあってか、土方歳三役に佐々木喜英、沖田総司役に荒牧慶彦、藤堂平助役に小澤廉など、おなじみの主要人物を演じるキャストもほぼ一新された。そして、主人公・井吹龍之介と新選組の礎を築いた重要人物・芹沢鴨が初登場となる。龍之介を演じるのは「仮面ライダー鎧武/ガイム」や舞台「戦国BASARA」シリーズなどに出演し、テレビや舞台で幅広く活躍する若手実力派俳優・白又敦だ。

病で母を亡くし、あてもなくさまよっていた龍之介は、餓死寸前のところを傲岸不遜(ごうがんふそん)な男・芹沢に拾われる。生い立ちのせいで武士を嫌う龍之介だったが、後に"新選組"として恐れられる男たち"浪士組"と出会い、次第に彼らに惹かれていく。

帯刀しているのにまともに戦うこともできず、芹沢に振り回されてばかりの龍之介は一見頼りなく思えるが、白又の素直な芝居もあって、憎めないキャラクターになっている。また、新選組隊士たちの信念や想い、覚悟を知り、迷いながらも自分の進むべき道を探し求める龍之介の姿を、白又が感情豊かに、はつらつとした演技で表現している。そして、クライマックスで見せる彼の迫真の演技には、自然と涙が出てくるだろう。

芹沢鴨の圧倒的な存在感や、武士としての在り方に悩む隊士それぞれの生き方、"薄ミュ"ならではの大人数での殺陣など、見どころが満載だ。これまでのシリーズをリスペクトしつつ、新たなキャスト陣で新選組の黎明期を描ききった本作。新選組隊士たちの葛藤と覚悟、そして彼らを見つめて成長する龍之介の物語を見届けてほしい。

文=中島文華

この記事の画像

放送情報

ミュージカル『薄桜鬼』黎明録
放送日時:2018年10月15日(月)01:00~
チャンネル:時代劇専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連人物

関連記事