2017年7月〜9月に放送されていたドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)。大学生なのに全ての行動が親任せという超箱入り娘のカホコ(高畑充希)が、家族に恵まれずに育った画家志望の麦野初(竹内涼真)に出会い、人生観が一変するという物語。高畑が演じるカホコの小動物のようなキュートさもさることながら、この時期にNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』にも出演して注目を浴びた竹内涼真の人気を決定づけた胸キュンドラマである。その役どころと、今作における俳優としての彼の魅力をご紹介!
麦野くんは冷徹そうに見えて時々優しいギャップ萌え!
リアルタイムで放送されていた時期は、朝テレビをつけると『ひよっこ』に竹内涼真が、そして夜テレビをつけると『過保護のカホコ』に竹内涼真が、という状況。世の多くの女性にとっては「竹内涼真を好きにならずにいられるか我慢大会」のようなものだった。さらに、演じている役どころが正反対の魅力を持っていたのも大きかった。『ひよっこ』ではお金持ちの優等生で落ち着いた大学生を演じていたかと思えば、『過保護のカホコ』ではクールで口が悪く芸術家気質な大学生。しかも『過保護のカホコ』の麦野初は、あまりにも世間知らずなカホコに対してズバズバと物を言いつつも、時々、優しく見守ってくれるような一面を見せる。体の使い方もオーバーアクションで、その一挙手一投足に目が離せない。同時期に二つのドラマに出演したことで、本当の竹内涼真はどっちのタイプなんだろう?なんて女性たちの妄想をかきたてたことも大ブレイクのポイントだったのではないだろうか。
女子ならば言われてみたい台詞の数々!
『過保護のカホコ』では、それまで全く親離れができてなかったカホコが麦野くんに恋をすることで変わっていく。一方で麦野くんも一匹狼タイプで不器用なので、恋愛慣れしていない二人が、急接近していく様が見どころ。カホコにお願いされて会話中に「カホコ」「カホコ」と下の名前を連呼したりと初々しいシーンの連続。麦野くんが「俺にはお前が必要なんだ。これからも俺の絵を見て感想を言って欲しい」なんて言えば、カホコは「この世界で家族以外にも自分を必要としてくれてる人が居て、いつでも会いたいって思ってくれるのってこんなに嬉しいんだね」と返す。母親と別れて以来、泣かないと決めて生きてきた麦野くんが、カホコのおにぎりを食べてボロボロ泣いた名シーンでは「もうどこにも行かないでくれよ。カホコがいないと自分が嫌になんだよ」なんて台詞も。生まれ育った環境の異なる二人はすれ違うことも多いけど、ここぞという時に麦野くんがカホコにストレートに投げかける言葉は女子ならば言われてみたい台詞のオンパレードなのだ。
愛は過保護を超えられるのか!?
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『過保護のカホコ』は、周りの家族たちに起こる様々な出来事の中心で、カホコが何とかみんなの心を一つにまとめようと奮闘するドラマでもある。チェリストを目指す従姉妹の挫折や、叔母の借金、祖母の病......。そしてカホコ自身も、初との交際を認めて欲しいと、超過保護な母親の泉(黒木瞳)と衝突する。就職活動がさんざんな結果だったカホコが初と出会ったことで、自分が人を幸せにできる仕事とは何だろう?と探し始め、また、それまで家族の愛を知らずに育った初が家族のために奮闘するカホコに心打たれる。そんな彼らの急展開な恋模様と、あまりに強烈に立ちはだかる壁として描かれる母親像。二人の愛は過保護を超えられるのか⁈ このユニークな物語を、ブレイク作における竹内涼真のキラキラとした立ち振る舞いと共に堪能してもらいたい。
Writer:上野三樹
※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。
放送情報
過保護のカホコ #1 出演:高畑充希
放送日時:2018年2月19日(月)23:00~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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