「3年A組」でさらに飛躍! 菅田将暉の原点「仮面ライダーW」に注目!

菅田将暉、桐山漣(「仮面ライダーW」より)
菅田将暉、桐山漣(「仮面ライダーW」より)

『あゝ、荒野 前編』(2017年)で、昨年第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。さらに同年、映画『となりの怪物くん』や『銀魂2 掟は破るためにこそある』などの話題作に出演し、今年も『アルキメデスの大戦』(2019年7月公開予定)で主演を務めるなど、順風満帆で俳優としての道を歩み続けている菅田将暉。今年1月から放送されたドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」では、生徒を人質にとる教師役を振り切った演技で熱演し話題を集めた。

俳優だけでなく、ラジオのパーソナリティーや音楽活動も精力的にこなし、2018年3月には1stアルバム『PLAY』を発売。多方面に渡る彼の活躍ぶりはご存知のとおりだ。そんな彼も、今年めでたく俳優生活10周年を迎える。

■映画『共食い』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞!

菅田将暉(「仮面ライダーW」より)

©2009 石森プロ・東映

菅田が芸能界に足を踏み入れたのは2008年。ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの出場から始まり、2009年に「仮面ライダーW」でドラマ初出演・初主演を果たした。この時菅田はまだ16歳の若さだった。

その後も仮面ライダーシリーズの劇場版や、ドラマ「獣医ドリトル」(2010年放送)などに出演。2013年には映画『共食い』で主演し、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。

以降、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(2014年)に出演したり、さだまさし原作のNHKドラマ「ちゃんぽん食べたか」(2015年)で主演したり、また2016年のエランドール賞新人賞をはじめ数々の賞を受賞するなど、押しも押されもせぬ実力派俳優へと成長していく。

■「仮面ライダーW」で桐山漣とW主演

菅田将暉、桐山漣(「仮面ライダーW」より)

©2009 石森プロ・東映

菅田を語る上で外せないのが、上でも紹介したデビュー作「仮面ライダーW」だ。同シリーズは若手俳優の登竜門として知られ、オダギリジョーや福士蒼汰なども出演している。菅田は「仮面ライダーW」でフィリップ役として、探偵業を営む左翔太郎役の桐山漣とともにW主演を務めた。

ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに出場しただけあって、16歳の菅田はあどけなさと愛らしさに満ちた美少年として画面に映る。しかしその容姿とは裏腹に、脳内にある本棚「地球(ほし)の本棚」に検索をかけることで、地球上のあらゆる知識を取得する人知を超えた能力を持つ。

謎めいた雰囲気を漂わせ、特殊能力を操る魔少年的なキャラクター・フィリップを、菅田は表情、目つき、セリフの抑揚などで実に上手く演じきった。またフィリップが特殊能力を持つようになった経緯など、多くの謎を孕んだまま進行していく物語も見応え充分の出来栄えだ。

菅田の原点とも言える「仮面ライダーW」は、5月3日に1~4話を一気に放送。いまやドラマ界、映画界を席巻する実力派俳優となった菅田の若き日の姿と演技を、10周年を迎える今だからこそ見直したい。

文=堀慎二郎

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放送情報

仮面ライダーW(ダブル) #1,2,3,4
放送日時:2019年5月3日(金)20:00~
チャンネル名:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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