ディズニーの名作アニメ『アラジン』が、ガイ・リッチー監督の手により実写化され、日本でも6月7日(金)に公開となる。
アニメ版『アラジン』は、ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベルで大ヒットした名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生み出した。すでに公開されている実写予告編では、アラジン役のミーナ・マスードとジャスミン役のナオミ・スコットのデュエットによる同曲が披露され注目されている。
この実写版『アラジン』で人気キャラ"ランプの魔人"ジーニーを演じているのが、ウィル・スミスだ。ウィル・スミスも、アニメ版でロビン・ウィリアムズがジーニーの登場シーンで歌った「フレンド・ライク・ミー」でラップを披露し、ヒップホップファンを歓喜させた。
■グラミー賞受賞の実力派アーティスト
ウィル・スミスといえば、『メン・イン・ブラック』シリーズ、『ALI アリ』、『幸せのちから』などコミカルからシリアスまでを演じ分け、メガヒットを連発するアメリカを代表する俳優...という印象が強いが、デビューはラッパー。DJ Jazzy Jeff&The Fresh Princeのラッパー、The Fresh Princeとして1987年にデビューし、翌年には「Parents Just Don't Understand」でグラミーを受賞している。
俳優デビューは1990年のテレビのシットコム(シチュエーション・コメディー)「ベルエアのフレッシュ・プリンス」で、これは6年続く人気シリーズとなり、1992年には『ハートブレイク・タウン』で映画界に進出。1996年には主演映画『インデペンデンス・デイ』が大ヒットした。
■主演映画『メン・イン・ブラック』に主演、さらに主題歌も!
アーティストとして再注目されたのは、主演映画『メン・イン・ブラック』(1997年)の主題歌「Men in Black」を手掛けたこと。サウンドトラックは全米1位を記録し、300万枚のセールスとグラミー賞も手に入れた。その後も、自身が主演した映画主題歌「ワイルド・ワイルド・ウエスト」(1999年)をチャートのトップに送り込んでいる。
最近は目立った音楽活動をしていなかったが、昨年はモスクワで開催されたFIFAワールドカップの閉会式で、Nicky Jamのオフィシャルソング「Live It Up」にEra Istrefiとフィーチャリング参加。日本からPerfumeも参加した「コーチェラ・フェスティバル2019」では、映画『幸せのちから』で共演した息子のジェイデン・スミスのステージに飛び入りして、映画だけでなく、音楽でも親子共演で沸かせた。
5月16日には映画『アラジン』のマジックカーペットイベントで15回目の来日を果たしたウィル・スミス。『アラジン』の主題歌「ホール・ニュー・ワールド」や、『美女と野獣』、『リトル・マーメイド』など数々のディズニー映画の名曲を生み出した作曲家アラン・メンケンと共にサプライズで「フレンド・ライクミー」を披露した。映画『アラジン』では、ロビン・ウィリアムズとはまた一味違ったヒップホップのフレーバーが感じられる新感覚のジーニーが見られそうだ。
文=坂本ゆかり
放送情報
メン・イン・ブラック
放送日時:6月8 日(土)18:30~
メン・イン・ブラック2
放送日時:6月8 日(土)19:15~
チャンネル:スターチャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
詳しくはこちら