菅田将暉竹内涼真志尊淳ら旬のイケメン俳優が集結した映画『帝一の國』のおもしろさ

映画『帝一の國』(2017年)には、菅田将暉を筆頭に、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大という今をときめくイケメン若手俳優が総出演している。2019年の現在だったら、このキャストを一堂に集めるのは、難しいのではないだろうか。しかも、これら旬のイケメンたちがフンドシ一丁で和太鼓を乱打するなんて、なんたるファンタスティック!

「総理大臣になって、自分の国を作る」ことを目標に生きる男、赤場帝一(菅田将暉)は、夢への第一歩として「生徒会長経験者は、将来の内閣入りが確約される」といわれている日本一の名門・海帝高校に首席入学を果たす。入学と同時に「靴を舐めても勝つ!」と、野心むきだしで2年後の生徒会長の座を目指して突き進み、親友の榊原光明(志尊淳)は、そんな帝一を陰で支える。

帝一のライバルとなるのは、親の代からの因縁の宿敵、姑息だが策士である東郷菊馬(野村周平)と、生徒会長の座に興味はないが、抜群の学力と人望でダークホースとして帝一の前にたちはだかる清廉な苦学生、大鷹弾(竹内涼真)。

そんな3人の1年先輩で、生徒会長選を戦うのが、金の力で支配しようとする氷室ローランド(間宮祥太朗)と、冷静な戦術でそれに対抗する森園億人(千葉雄大)。

生徒会といえど、実際の選挙戦さながらの票トリの画策は、スリリング。しかしそこはコメディ作品なので、みんなで校庭でマイムマイムを踊る「マイムマイム事変」という奇怪な戦術が登場したりする。

そんな戦いを彩るのが、"くされ縁"の帝一と菊馬のライバル関係だ。特に野村周平のパッツン前髪姿と、彼が演じる菊馬のスタンスを崩さないいけすかなさは必見。

しかし笑いの要素だけではなく、なぜ帝一が「総理大臣になって、自分の国を作る」と思うようになったのか、そこに起因する帝一の父子関係といった深層部分は、シリアスにしっかりと描かれている...のであるが、このふたりのやりとりが実は一番おもしろい。父親役の吉田鋼太郎と帝一役の菅田将暉、剛柔を演じられるふたりの名優ならではの共演シーンはさすがだ。このふたりのテストの点数確認をするシーンと、銭湯で白ブリーフ一丁でくつろぐサービスシーンは見逃せない。

注目すべきはイケメンだけではない。「ロミオとジュリエット」さながら、夜な夜な窓辺で糸電話で愛を育む帝一の恋人、白鳥美美子を演じるのは、大ブレイク中の永野芽郁。一見かわいらしいが、芯が強いヒロインとお幸せに!と思わせたところで、真のヒロイン(誰かはお楽しみ)が登場するシーンは驚愕!

演技派たちが最初から最後まで真剣に、"男の生きざま"で笑わせてくれる作品。女子ならきっと「男ってバカで、かわいいなー」と、しみじみ思うはずだ。

文=坂本ゆかり

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放送情報

帝一の國
放送日時:2019年9月9日(月)01:15~ほか
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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