スリリングなアクションドラマで
風変りな天才ハッカー役に挑戦
広井王子原作の「コードネームミラージュ」(4月スタート)で、ドブネズミこと木暮美佳子を演じている佐野ひなこ。ドブネズミは、警察特殊部隊K-13所属の殺し屋・ミラージュ/森山真一(桐山漣)に情報を提供する天才ハッカーだ。彼女に役への取り組み方や本作の魅力などを語ってもらった。
―ドブネズミこと木暮美佳子の役柄と、最初に台本を読んだ時の感想を教えてください。
ドブネズミは過去にサイバー事件を犯して捕まってしまったんですけど、警察の手伝いをさせられている、幽閉されながらやむを得ずハッカーとして活動している天才ハッカーです。台本を読んだときは、まずハッカーという職業は分からないことばかりですし、説明セリフも多いので、どうしよう...と悩みました。
―天才ハッカー役を演じるにあたって、どんな準備をしましたか?
実は"ハッカーの講習会"に参加させていただいたんです(笑)。パソコンがずらっと並んでいて、ハッカーの人たちがカタカタとやっていたり、全世界のどこが狙われているかがわかるマップがあったり、すごいなと思いました。
ハッカーコンテストの優勝者の方に、こういうコマンドがありますよ、とか一から教えていただいて、実際にハッキングもして。ハッカーというと、カタカタカタカタカタッって猛スピードでパソコンを叩く姿をイメージしていましたが、本物のハッカーの方が言うには、あんなに長いコマンドはないそうです。実際は、"カチャカチャ"、"トン"、みたいな。
毎回、ハッキングシーンも所作の指導が入っていて、シーンごとに本当のコマンドを打っているので、そのリアリティに注目してほしいです。
―普段、パソコンは使いますか...?
パソコンに触ったのは小学生以来。小学生のときは携帯電話を持っていない子が多くて、みんな、家にはパソコンがあるからチャットをしたりしていました。中学生になってからはやらなくなりましたが、タイピングだけはすごく速いんです(笑)。
―ドブネズミがハッキングしながらスイーツを食べている姿や衣装も印象的ですね。
ドブネズミはお取り寄せが大好きで、高級スイーツをよく食べています。幽閉されているからリフレッシュのためと、ハッキングで頭を使うから糖分が必要なのかなって。
衣装は、原宿テイストな原色の服とか、ジャージ、コスプレみたいなハワイアンドレスやチャイナドレスなど、バリエーションがすごいです(笑)。
普段はシックな服の方が好きですけど、普段できない格好ができるキャラなので、衣装は毎回楽しみですね。用意された衣装を見て、こういうテンションにしようって引っ張られるところもあるので、重要なアイテムです。
―最後に本作の見どころを教えてください。
ミラージュのアクションなどにCGを駆使していて、ドラマなのにドラマじゃないような、ドラマで楽しめる範囲を超えている作品だと思います。
スピード感溢れる雰囲気の中で私だけのんびりしてますけど(笑)、ドブネズミのシーンが良いアクセントになったらうれしいです。
PROFILE/
さの・ひなこ●'94年10月13日生まれ、東京都出身。読者モデル出身で、'14年に女優デビュー。代表作は「デスノート」('15年日本テレビ系)など。
撮影=宮川朋久 ヘアメーク=ベレッツア スタジオ スタイリスト=後藤仁子
※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。
放送情報
コードネームミラージュ
放送日時:2017年4月16日(日)23:15~
チャンネル名:ファミリー劇場
番組説明:
「コードネーム:ミラージュ」と呼ばれるトップエージェントを筆頭に、裏社会の犯罪を処理する使命を背負った警察内特殊部隊「K-13」が暗躍するハードボイルドドラマ。毎週(日)放送。
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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