窪田正孝の強引なキスシーンも!新たな世界観で描いた「デスノート」に再注目

「デスノート」より
「デスノート」より

持ち前のルックスと筋骨隆々の肉体美で世の女性を虜にし、ドラマや映画で見せる迫真の演技が高く評価されている人気俳優・窪田正孝。2020年春放送のNHK連続テレビドラマ小説第102作「エール」で主演を務めることが発表される一方で、先日女優の水川あさみとの結婚を公表し、世間に大きなインパクトを与えたことは記憶に新しい。結婚を機に今後は夫や父親役など新境地を開拓する機会も訪れそうだ。

そんな彼の出世作ともいわれているドラマ「デスノート」(日本テレビ系)が、ファミリー劇場で11月10日(第1話〜第7話)、11月17日(第8話〜第11話)に放送される。

「デスノート」より

原作は全世界で3,000万部を売り上げた人気漫画。その初のTVドラマ化に加え、窪田のほか、山崎賢人(※「崎」は正しくは「立さき」)、優希美青という今注目の若手俳優らに松重豊や佐藤二朗らの実力派俳優が脇を固める豪華キャスト陣は発表時から話題を呼んだ。

しかし、藤原竜也主演で大ヒットを記録した映画(2006年公開)で既に世界観が完成されていたこと、また原作とは異なるキャラクター設定やオリジナルストーリーが採用されていることもあって、否定的な意見も囁かれていたという。

主人公である夜神月(やがみらいと)は原作の天才的なキャラクターとは一転して、当初はどこにでもいるごく平凡な大学生として登場。しかし、"デスノート"を手に入れてからはその性格に変化が現れ、理想とする犯罪のない社会を作り上げるために徐々にサイコパスなキラへと変貌していく。

「デスノート」より

そんな夜神月役で窪田は、第1話ではライブでペンライトを振り回すアイドルオタクや死神リュークとの初対面ではこれでもかというほどに絶叫するヘタレぶりを披露。原作とのあまりの違いに「これでLと対峙できるのか」と心配する声が上がるほどの熱演だった。

そして物語が進むにつれて狂気をはらんでいく役柄を、持ち前の演技力を駆使して目付きや表情、笑い方で完璧に表現。最終話では追い詰められたキラの末路を迫真の演技で演じきり、人間性や悲劇性を含んだ新たな夜神月像を作り上げた。

また、窪田といえばキス上手な俳優として知られている。しかし「デスノート」ではこれまで出演してきた作品では手を顔に優しく添えるキスとは一転して、第5話で佐野ひなこの顔を手で押さえつけるような乱暴なキスを披露。ギャップに萌えるファンが続出した。このキスシーンは本作における見どころの1つといえる。

Yahoo!検索大賞2015 俳優部門賞の授賞式では「あそこまでプレッシャーがかかった作品はなかった」と当時の心境を明かしている窪田。そのプレッシャーをはねのけた鬼気迫る演技を堪能したい。

文=安藤康之

この記事の全ての画像を見る

放送情報

デスノート 一挙放送
放送日時:2019年11月10日(日)13:20~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物