松坂桃李山本美月瀬戸康史らの切ない恋模様に涙する「パーフェクトワールド」

「パーフェクトワールド」より
「パーフェクトワールド」より

車椅子生活を送る建築士・鮎川樹を演じる松坂桃李と、高校時代から鮎川に想いをよせていた同級生・川奈つぐみを演じる山本美月出演のピュアで一途なラブストーリーを描いたドラマが「パーフェクトワールド」(原作は有賀リエの漫画)だ。

純愛ゆえに互いに迷惑にならないか気づかい、繊細なゆえに未来に臆病になってしまう2人のもやもやする関係に号泣する人が続出だった、このドラマの見どころとは?

「パーフェクトワールド」より

■好きな人を守れない葛藤と好きな人を守りたい情熱

川奈にとって鮎川は初恋の人。バスケに熱中している姿をいつも遠くから見ていた忘れられない存在だった。社会人になって一級建築士になった鮎川と、インテリアデザインの会社で働く川奈は、打ち合わせの場で12年ぶりに再会を果たす。鮎川が車椅子での生活を送っていることを知ってショックを受けるが、次第に彼のことが頭から離れなくなっていく川奈。一方、高校時代にいつもキャンバスに向かって絵を描いていた川奈のことがどこかで気になっていたものの、鮎川は事故にあってから恋愛も結婚もあきらめていた。そんな2人は一緒に過ごす時間を重ねる内に、お互いに惹かれるようになっていく。

一途なゆえに鮎川を守りたいと決意し、仕事のあとに介護セミナーに通い、身体に不調をきたすほどに献身的に尽くしていく川奈。合併症のリスクを含めたハンディキャップを背負っているがゆえに、愛する人を守れない不甲斐なさと迷惑をかけられないという気持ちで苦しむ鮎川。

視聴者を特に号泣させたのは、相手を幸せにしてあげることができないという理由で2人が別れるシーン。それまで胸の内を抑えた演技をしていた松坂桃李が涙を流しながら何もしてあげられないことが悔しいと山本美月を抱き寄せ、「終わりにしよう」と告げる場面は切なくも美しく、嫌だと泣きじゃくりながらも好きな人の気持ちを懸命に受け入れようとする山本美月の健気な表情が印象的だった。

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■松坂と山本を取り巻くキャストのセリフにも注目

相手のことを思うからこそのセリフも本ドラマの見どころの1つ。事故に遭ってからヘルパーとして鮎川を支え続けてきた長沢葵(中村ゆり)はライバルとして登場し、何かが起きるたびに動揺する川奈に"障がいを日常として捉えられなければ一緒にはいられない"と厳しい言葉を放つが、のちにこのセリフが川奈を強くさせることになる。

姉を案じている川奈の妹、しおり(岡崎紗絵)が言う"興味がない人の気持ちには気づかないもの"というセリフも印象的だ。姉妹を幼いときから知る是枝洋貴(瀬戸康史)はずっと川奈が好きで告白できないでいる。川奈は是枝の気持ちを知らず、妹は是枝に想いを寄せているが、是枝は妹の恋心にまったく気づいていないのだ。

鮎川と川奈を主軸にした物語はいろいろな人たちを巻き込んでいくことになるが、印象に残るのは親であれ、幼なじみであれ、仲間であれ、誰もが誰かのことをときに盲目的になるほど本気で愛し、葛藤しながら、最終的には大切な人の幸せを願っていること。切なくも愛について考えさせられるドラマである。

文=山本弘子

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放送情報

パーフェクトワールド
放送日時:2019年11月23日(土)13:00~ 全10話一挙放送
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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