"ゆりゆりロス"から救われた?横浜流星のチアリーディング映画に注目!

「チア男子!!」より
「チア男子!!」より

女子の花形スポーツの印象が強いチアリーディング。しかし早稲田大学には、"SHOCKERS"という男子だけのチアリーディングチームがある。

この"SHOCKERS"をモデルに、直木賞作家の朝井リョウが、男子チアリーディングチームの発足から成長への道程を小説「チア男子!!」としてしたためた。デビュー作「桐島、部活やめるってよ」同様、朝井リョウがまだ大学在学中に書いた本作には、同年代だからこそ描ける青春群像が詰まっている。そして小説発表から9年後の2019年、『チア男子!!』が横浜流星と中尾暢樹のW主演で映画化された。

■男子チアリーディング部の奮闘を描く

主人公は、幼馴染で親友である晴希(横浜流星)と一馬(中尾暢樹)。道場を営む柔道一家で育った晴希は、姉とは違い自分に柔道の才能がないことを悟り、ケガを理由に道場から遠ざかっていた。そんな折、同じく柔道を断念した親友・一馬が「男子チア部」を設立。その部員集めに巻き込まれていく。

どうにか集まったメンバーは、晴希と一馬を合わせて7人。理屈っぽい4年生・溝口(浅香航大)、唯一のチア経験者・翔(瀬戸利樹)、運動神経抜群のイチロー(菅原健)、イチローの幼馴染・弦(岩谷翔吾(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE))、巨漢のトン(小平大智)で結成されたチアチームは、"BREAKERS"と名付けられた。

■横浜流星のナイーブな演技も見どころ

主人公・晴希を演じるのは、ドラマ「初めて恋をした日に読む話」の"ゆりゆり"役で大ブレイクした横浜流星。映画の公開は「初めて恋をした日に読む話」終了後だったので、"ゆりゆりロス"から救われた人も多かったのでは?この時期に人気俳優として不動の地位を手に入れた横浜は以降も連続ドラマ出演が続き、この7月からも浜辺美波とのW主演でドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系)が放送される。「烈車戦隊トッキュウジャー」に出演、空手の世界大会で優勝経験もあるスポーツマンという横浜だけに、チアでのアクロバティックなシーンもバッチリ決まっている。また、感情表現が下手な晴希のナイーブな演技にも横浜らしさが感じられる。

もうひとりの主人公・一馬を演じるのは「動物戦隊ジュウオウジャー」で主演を務めた中尾暢樹。2019年は本作含め、ドラマ「あなたの番です」の201号室カップルの柿沼役、「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」の学長の息子役と、横浜との共演が続いた。

4年生の溝口を演じた浅香航大も、ドラマ「あなたの番です」に事件を追う所轄刑事・神谷役で出演。「あな番」ファンには、この3人の共演は別の意味で楽しめるかも。

横浜も中尾も戦隊ヒーロー経験者だが、翔を演じた瀬戸利樹も「仮面ライダーエグゼイド」出身。また瀬戸は、ドラマ「偽装不倫」で演じた仲間由紀恵演じる人妻・葉子の不倫相手のボクサー・八神風太役でのピンク色の髪が横浜の"ゆりゆり"と重なる。

■パフォーマンスシーンは圧巻

戦隊ヒーロー経験者や、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの岩谷翔吾など、メインキャストには運動神経抜群のメンバーをそろえているが、彼らにとってもチアは初体験。本作のために3ヵ月を超えるチアの特訓をしたという。その成果の結晶である、本編後半のパフォーマンスシーンは圧巻!

チアは応援。人は応援されると元気が出る。しかし応援する人も、応援することで元気をもらっているのだ。誰かと戦うことよりも、誰かを応援することに喜びを感じる晴希。なぜ一馬は男子チア部を作ろうと思ったのか、大好きなチアから遠ざかってしまった翔の抱えるトラウマとは...、映画では7人それぞれが応援し、応援を必要とした理由も丁寧描かれている。男子チアのダイナミックな演技と7人の青春物語は、きっと見ている者を元気にしてくれるはずだ。

文=坂本ゆかり

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放送情報

チア男子!!
放送日時:2020年7月16日(木)7:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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