竹内涼真、ブレイク前夜の雄姿を「仮面ライダードライブ」で

「仮面ライダードライブ」に主演した竹内涼真
「仮面ライダードライブ」に主演した竹内涼真

竹内涼真の2020年は、ドラマ「テセウスの船」の主演でスタートした。彼の持つ純朴さと先の見えない展開とのケミストリーで1月期ドラマ視聴率No.1に輝いたこの作品は、演技派俳優としての評価を高めることとなった。そんな人気俳優・竹内涼真の原点といえば、やはり、「仮面ライダードライブ」だろう。

竹内にとってのドラマ初主演作が、平成仮面ライダーシリーズ第16作目となる「仮面ライダードライブ」(2014~2015年)だ。仮面ライダーの相棒といえばバイクだが、仮面ライダードライブは自動車を相棒にした異色のライダーとして注目された。

自動車が相棒の「仮面ライダードライブ」

(C)石森プロ・東映

竹内涼真演じる泊進ノ介は、警視庁特状課の巡査。熱血エリート刑事だった彼は、ある事件で"重加速"という謎の現象に遭遇し、同僚を再起不能に陥らせてしまう。このことで特状課に左遷され、やる気を失ってしまった進ノ介は"しゃべるベルト"ドライブドライバーと出会い、秘密のヒーロー、仮面ライダードライブに変身することで新たな目標を見出していく。

"自動車に乗るライダー"である「仮面ライダードライブ」のもうひとつの特徴は、"刑事のライダー"であること。人類の滅亡を目論む謎の人工生命体ロイミュードが巻き起こす犯罪の手がかりを追って捜査を進める中で"重加速"の真相が究明されていくという、"刑事ドラマ"としてストーリーが進んでいくのも今までになかった展開である。

初主演ドラマだけに竹内の思い入れも大きかったようで、番組終了時に行われたイベントで、「撮影中はずっと朝4時起きだったのに、今は朝、"撮影に行かなくていいんだ"と思うと寂しくて、"ドライブロス"です」と吐露。「泣くまいと思ったけど、やっぱり無理。ライダーとこの仲間が好きすぎて、1回1回の変身が、泣きたいくらいうれしかった。作品がみんなの心に残ってくれれば...。これからも"ひとっ走り、つきあえよ!"」とドライブの決めゼリフで会場を沸かせたり、番組終了後にファンからSNSに送られてくる「寂しい!」という声に応えるように「番組が終わっても 僕は一生仮面ライダードライブです」というコメントを残したり、彼の役者人生の中でも大事な存在であることを公言している。

竹内涼真は、この「仮面ライダードライブ」で"イケメン俳優"として話題となり、番組放送終了後にはドラマ「下町ロケット」(2015年)の佃製作所技術者・立花役で注目される。そして2017年に、映画『帝一の國』、連続テレビ小説「ひよっこ」、ドラマ「過保護のカホコ」、ドラマ「陸王」などで大ブレイクした。

8月27日(木)からは東映チャンネルで、「仮面ライダードライブ」の放送が決定。「下町ロケット」や「ひよっこ」で彼を知ったという方は、"ブレイク前夜"ともいえる竹内涼真の雄姿を見逃さないでほしい。

文=坂本ゆかり

この記事の全ての画像を見る

放送情報

仮面ライダードライブ
放送日時:2020年8月27日(木)6:00~
チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物