市原隼人石原さとみら今なお活躍する俳優陣が集う「ウォーターボーイズ」!

現在、ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ系)に出演中の石原さとみ。新型コロナウイルスの影響で"自粛"が呼びかけられているご時世ということもあり、医療ドラマはよりリアリティを感じさせ、視聴者を物語の中へと引き込んでいく。石原が演じる主人公、キャリア8年目の薬剤師・葵みどりの"人と真摯に向き合う"という信念。それがこのドラマの感動につながるポイントである。

「ウォーターボーイズ2」より、初々しい市原隼人や中尾明慶

主演作も多く、その演技力の高さから日本を代表する女優のひとりと呼ばれる存在となっている石原だが、注目ドラマとして2004年7月から9月にかけて放送された「ウォーターボーイズ2」を挙げたい。2001年に妻夫木聡主演で映画化されて始まった「ウォーターボーイズ」シリーズ。男子高校生のアーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)をフィーチャーし、妻夫木のほか玉木宏や金子貴俊、平山綾らが出演し、人気を博す。それを受け、2003年7月にドラマ版「ウォーターボーイズ」が放送された。映画版から2年後という設定で、主人公は山田孝之が演じ、森山未來、永山瑛太、星野源、田中圭ら、現在のドラマ界で活躍中の役者が多数登場している。

その続編として制作されたのが「ウォーターボーイズ2」。東京の名門進学校から、3年前から男子を受け入れることになった元女子高で全生徒数の9割以上が女子の"姫乃高校"に転校してきた市原隼人演じる水嶋泳吉が主人公。同級生の山本洋介(中尾明慶)と一緒に水泳部を作ろうとするが、映画版では生徒だった早乙女聖(金子貴俊)が代用教員として赴任しており、男子シンクロ部を作ることに意欲を見せる。水嶋を演じた市原は「ROOKIES」(TBS系)や「猿ロック」(日本テレビ系)など、幅広い演技を見せているが、このドラマが連ドラ初主演となり、初々しさも感じられる作品となっている。

石原は、この物語のヒロイン・矢沢栞役で登場する。吹奏楽部の部長で担当楽器はクラリネット。東京の音大に進み、プロになりたいという夢を持っている。2003年4月公開の映画「わたしのグランパ」でデビューしたのでまだキャリアは浅いが、2003年9月からの連続テレビ小説「てるてる家族」(NHK)のヒロインに選ばれ、「ウォーターボーイズ2」の放送後、2005年の大河ドラマ「義経」(NHK)に出演するなど、すでに注目度は高かった。

16年前の作品となるが、市原隼人も石原さとみもフレッシュさの中に現在に通じる役者としての強い意志が感じられる。二人の魅力を再確認できる作品でもあるので、当時見ていた人も、未見の人も9月1日(火)からフジテレビTWOで放送される全12話を楽しんでもらいたい。

文=田中隆信

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放送情報

ウォーターボーイズ2
放送日時:2020年9月1日(火)12:10~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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