伝説の刑事ドラマ「西部警察」で渡哲也が見せた男の生きざま

数多くのヒット作に出演し、大衆を魅了した名優・渡哲也さんが今年8月、この世に別れを告げた。男気にあふれ、誰に対しても分け隔てなく接する実直な性格の彼を慕う者は芸能界にも多く、まさに"誰もが惚れる"の形容詞がピタリと当てはまる存在だった。そのため彼の訃報が届くと、その死を惜しむ声は日本中で上がり、あらためてエンターテインメント界が失ったものの大きさを感じさせた。

そんな渡さんの代名詞とも呼べるのが、伝説の刑事ドラマ「西部警察」だ。ファミリー劇場では、視聴者投票を基にした、ファンが選ぶ至極のエピソードを12時間にわたって一挙放送する。1979年10月から1984年10月にかけて全238話が放送された同作は、大門圭介をリーダーとする西部警察署の捜査課の刑事たち、通称"大門軍団"と彼らを見守る木暮謙三課長が巨悪に立ち向かうというストーリー。出演陣には渡さんの他にも、昭和の大スター・石原裕次郎や舘ひろしなど、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。

「西部警察」より渡哲也さんら"大門軍団"

(c)石原プロ

作中で渡さんが演じた大門は、時にありえない遠距離から犯人を狙う射撃の腕前が全警察官の中でも一、二といわれる凄腕の刑事。熱く人間味にあふれる性格から部下たちの絶大な信頼を集めており、大門軍団は彼のためなら死をもいとわない鉄の結束を誇っている。また、角刈り&サングラスというスタイルも渡さんのトレードマークとなるほどのインパクトを残した。

今では実現不可能に思えるド派手なカーアクションも見どころの1つだが、「西部警察」といえばやはり何といっても爆破シーンだろう。同作では当たり前のように毎回爆破シーンが登場するが、シリーズを通して破壊された車は約4680台、家屋320軒に上るという。中でも、想像を絶するのがPARTⅢの最終回。テロ組織の秘密基地を爆破する1シーンを撮影するために、セット建設3000万、爆破費用5000万円をかけていたというから、とんでもないスケールであることがお分かりいただけるだろう。

(c)石原プロ

そして、もう1つ見逃せないのが刑事たちが乗る車だ。大門が操るフェアレディZ(S130型)をベースに製作されたスーパーZや木暮課長の市販モデルにはないオープン仕様のガゼール、赤と黒のツートンカラーが印象的なスカイラインRS&RSターボなど、今では貴重な名車の数々がこれでもかというほど登場している。ちなみにスーパーZにはガルウィング式のドアが採用されているが、そこから犯人目がけてショットガンを構える大門の姿は何度見ても痺れるはずだ。

文=安藤康之

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放送情報

<「西部警察」総選挙!12時間一挙放送>
西部警察 セレクト放送(仮)
放送日時:2020年11月3日(火)8:30~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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