三浦春馬の主演作「サムライ・ハイスクール」「TWO WEEKS」を一挙放送で振り返る

「TWO WEEKS」
「TWO WEEKS」

今年7月に逝去した俳優・三浦春馬。その直後に封切りされた映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』や、全4話完結の物語に再構成されたドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」といった出演作品が相次ぎ、役者としての実力の高さが改めて注目された。そんな中でまた一つ、注目の主演映画『天外者』が12月11日(金)に公開を迎える。

三浦が扮しているのは、幕末から明治初期という激動の時代を圧倒的な熱量で生き抜いた実業家・五代友厚。かつて見たことのない迫力と重厚な演技からは、新たな代表作の誕生を予感させるが、この12月は「プレイバック2020"三浦春馬さん"」と題した特集がファミリー劇場にて組まれており、主演した2つのドラマが一挙放送される。

そのうちの1本が、窮地に陥ると"サムライ"に変身してしまう草食系高校生・望月小太郎を演じた「サムライ・ハイスクール」(2009年)だ。ある日偶然、歴史図書館で出会った一冊の古文書をきっかけに、自身と同じ名を持つ戦国時代の先祖である"サムライ"が乗り移るようになってしまった...というユニークな設定の学園ドラマだ。

かたやヘタレ高校生、もう一方では豪傑のサムライという正反対なキャラクターを巧みに演じ分けている。オドオドした言動で主人公の内気さを表現したかと思えば、次の瞬間には力強い眼差しや口調、ピンと背筋が伸びた佇まいなど、武士道精神あふれるサムライを大胆に浮かび上がらせる。表情だけでなく、体全体の動きや声まで駆使しながら役柄になり切る姿は、シリアスからコメディまで幅広い演技で輝いた三浦の原点とも言えるかもしれない。

三浦春馬が2019年に主演した「TWO WEEKS」

(C)カンテレ

そして、「サムライ・ハイスクール」のちょうど10年後、2019年に主演したのが、韓国の同名人気ドラマをリメイクした「TWO WEEKS」だ。白血病を患った8歳の娘を救うため、ドナーとして生きる意味を見出した直後、殺人の濡れ衣を着せられた男・結城...。娘の骨髄移植手術まで2週間というタイムリミットの中、逃亡しながら無実を証明しようとするサスペンスだ。

暗い過去を背負い自暴自棄になっていたが、娘の存在を知り再び人生を歩み出そうとする父親役を初めて演じた三浦。覇気のない眼差しが次第に力を帯びていく様や、包容力のある笑顔を浮かべた表情の豊かさなど、父性に目覚めた男の心の機微を表していく。

また、追手から逃れるサスペンスフルなシーンでは、ビルの屋上から飛び移ったり、ひたすらに全力疾走したりと、持ち前の運動神経を生かしたアクションもふんだんに盛り込まれている。殺し屋相手に必死に逃げ惑うことしかできない切羽詰まった姿からは、"普通の人"というリアリティも感じさせ、その感情移入のさせられ方には唸らされる。さらに本作では主題歌「Fight for your heart」も担当しており、彼のあらゆる魅力が凝縮された作品と言える。

演技以外にも歌やダンスといった分野にも活躍の場を広げ、"表現者としての自分"を高め続けた三浦春馬。記憶に残るこれらの演技を振り返りながら、改めてその魅力を記憶に刻み込みたい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

プレイバック2020“三浦春馬さん”
TWO WEEKS
放送日時:2020年12月6日(日)13:00~
サムライ・ハイスクール
放送日時:2020年12月13日(日)12:50~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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