年を重ねるごとに美しくなり、キラキラオーラをキープし続けている新垣結衣。2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演決定も大きな話題となった。さらに、阿部寛主演の伝説のドラマ「ドラゴン桜」の令和版がスタートした中、2005年に東大合格を目指す生徒役として出演した「ドラゴン桜」が再放送されて話題を呼んだが、新垣がその2年後の2007年に舘ひろしと共演したドラマが「パパとムスメの7日間」(原作は五十嵐貴久の小説)だ。
アクションばりばり、ダンディーな俳優のイメージだった館がコメディーに振り切って演じ、ガッキーのかわいさ全開の普遍のハートフルコメディが、TBSチャンネル2で5月6日(木)に一挙放送される。アクシデントがキッカケでパパとムスメの人格が突然入れ替わるドラマの面白さ、新垣のおじさんぶりが笑える演技の魅力とは?
■女子高生についていけないガッキー演じる小梅がかわいい
スーツに内股で座る舘とセーラー服で足を開いて座る新垣の2ショットも話題を呼んだのが「パパとムスメの7日間」。入れ替わったことで"足を開かないで""あぐらをかかないで"と注意されるものの、中身はパパの新垣演じる小梅はJKライフについていけずに失敗ばかり。
事故から復帰して学校に行き、幼なじみの親友に思わず「ちょっと見ない間に大きくなって」と言ってしまったり、携帯で一文字ずつ打っている姿を見られてあんなに早打ちだったのにと引かれたり、ハラハラの連続。片思いしていたサッカー部の健太先輩(加藤成亮)とデートすることになったものの、先輩が背伸びして選んだ映画が昔の名作だったため、ついウンチクを語ってしまうなど、やることなすことズレてしまうのが面白い。
ムスメを心配するあまり、先輩につっけんどんになってしまう様子に中身は小梅のパパが陰から必死にメールで忠告するなど、恋のドキドキも盛り込まれている。友達に"すまん"と謝ったり、おじさんを隠しきれない新垣のギャップ満載の演技、たまに見せる笑顔がかわいすぎるのも見どころだ。
■中身は小梅のパパは女子高生の感性で大奮闘
一方、化粧品会社に勤めている舘演じる恭一郎もホワイトボードに書かれた"直帰"の文字を人の名前と勘違いしたり、スイーツに詳しいことで部下に怪しまれたりするが、10代向けのフレグランスを開発するプロジェクトのリーダーを任せられていたこともあり、女子高生の強みをフルに発揮。中身が女子なので、美人の部下との距離が近くなって不倫疑惑に巻き込まれることも。さらに、上司には逆らわず"話はいったん持ち帰れ"というパパのアドバイスに納得できず、社内の重要な"御前会議"で爆弾発言をしてしまう。
仕事ばかりのパパをウザいと思い口も聞かなかった思春期のムスメと、ムスメとどう接していいかわからなかったパパが、入れ替わったことによって生まれた心境の変化とは?笑えてほっこりする名コメディーだ。
文=山本弘子
放送情報
パパとムスメの7日間
放送日時:2021年5月6日(木)18:00~
チャンネル:TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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