松本まりか、「向こうの果て」で共演の松下洸平に感謝「役の雰囲気のままで隣にいてくれた」

松本まりか
松本まりか

劇団ゴツプロ!原案の物語を、映画「ミッドナイトスワン」('20年)の内田英治監督が演出した「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」(WOWOWプライム)。松本まりかさんが今作のミステリアスなヒロイン・池松律子を演じる。昭和60年の東京を舞台に、アパートの一室で起きた殺人事件を巡り、容疑者の律子と彼女にまつわる男性たちとの因縁が明らかにされていく。第1話では、律子が殺したとされる幼なじみの君塚公平(松下洸平)に日常的にDVを加えていたことが判明する。

「私が律子のことをどんなに考えても到底分かり得なかったので、無であること、ゼロであることを意識して、現場で感じる衝動を大事にして演じました」

「WOWOWオリジナルドラマ  向こうの果て」について語った松本まりか

物語では律子と関わった6人の男が彼女について語っていくが、その姿は6者6様に異なり、奇妙さを生み出していく。

「話ごとに『夜叉のような女』『娼婦のような女』とタイトル付けされていますが、それは意識しませんでした。自発的にしたことと言えば、体に染み付いた時代的な生ぬるさを排除したことぐらい。律子は昭和という時代を地を這いつくばって生きてきた人なので、環境や物質的に豊かな平成や令和の感覚が出ると興覚めしてしまうと思いました」

律子を演じる中でも特に難解だった公平へのDVに関して、演じる松下洸平さんがシーン成立へ導いてくれたと語る。

「どうして彼に暴力を振るうのか分からなかったのですが、本番で初めて洸平くんと対峙した時に殴りたくなる衝動に駆られたんです。ものすごく慈愛に満ちた目で見てくるので、こんな醜い私の姿を見ないで!と拒絶反応から手を出したくなった。洸平くんが演じてなかったら、形だけの殴るお芝居になっていたと思います。ほとんど話はしませんでしたが、洸平くんは常に役の雰囲気のままで隣にいてくれたので、公平が死んで洸平くんもいなくなると、心もとなさを感じました」

そうして、律子と気持ちをリンクして 撮影を続けていったという。物語は律子の叔父や地元の関係者、元夫らが登場し、律子の過去が浮かび上がっていく。

「だんだんいろんなことが分かっていきますが、律子のことはだんだん分からなくなっていくと思います(笑)。とてもミステリアスなヒロインだからこそ、もっと知りたくなる。1話ごとに律子をどんな女性だと感じたのか、みなさんの感想をお聞きしたいくらいです!」

「向こうの果て」製作著作:WOWOW

撮影=山田大輔 取材・文=及川静 
スタイリスト=コギソマナ(io) ヘアメーク=千吉良恵子(cheek one)
衣装協力=under the rose、ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)

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放送情報

WOWOWオリジナルドラマ  向こうの果て #3「嘘つきな女」
放送日時:2021年5月28日(金)23:00~
※毎週(金)放送
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

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