本田翼＆杉野遥亮がマッチングアプリで出会う！令和ならではの恋愛ドラマ

コロナ禍ということもあり異性とのリアルな出会いの場が限られる今日この頃。恋活や婚活に欠かせない存在となりつつあるのが"マッチングアプリ"だ。そんな令和時代の出会いのスタンダードを題材に、男女6人の恋を描いたラブコメディ「アプリで恋する20の条件」が6月27日(日)に日テレプラスで放送される。

主人公のいつも"選ばれない"OL・加瀬妙子にはドラマやバラエティだけでなくYouTubeでも活躍する本田翼、マッチングアプリで出会いを探す長谷川誠にはドラマ「ハケンの品格(2020)」(2020年)や映画『羊とオオカミの恋と殺人』(2019年)などに出演する杉野遥亮が演じるほか、野村周平、山本舞香、鷲見玲奈、濱津隆之ら豪華キャストが脇を固めている。

物語は会社の上司(濱津)に叱られ、家に帰れば同棲相手の彼氏にも振られ...と散々な妙子が行きつけのカフェ店員・高木遥斗(野村)の勧めでマッチングアプリを使ってみるところから始まる。自身のプロフィールになかなか「いいね」が付かず、アプリの中でも"選ばれない"妙子だが、遥斗のアドバイスのお陰もありついにイケメンで好条件の長谷川誠とのマッチングに成功。妙子はドキドキしながら長谷川との待ち合わせに向かうが、初対面の妙子に長谷川が言い放ったのは「なんか、プロフィールと違いません？」という辛辣なものだった。

無愛想できつい口調、妙子に「その年齢で手羽先の食べ方も知らないなんて」と思ったことをズバズバと言う長谷川。妙子も応戦するかのように「最初のアポくらいもっとお洒落なお店にしたらどうです？」と言い返す。仕舞には電話で誰かから呼び出された長谷川が"急用ができた"と妙子を店に置き去りにするという最悪の出会いだったが、なんだかんだ2人には2度目の食事のチャンスが...。

気が付けば言いたいことを言い合っている2人のコミカルなやり取りには思わず吹き出してしまいそうになる。また本田の百面相をも思わせる表情の変化に、杉野のクールなあしらいも見ていて楽しめる絶妙な組み合わせだ。

そのほか"ヤリモク(肉体関係目的)"で三上咲子(鷲見)に言い寄る遥斗や、"メシモク(食事目的)"で妙子の上司に近づく女子大生・島田実日子(山本)など、妙子と長谷川を取り巻く複雑な事情を孕んだカップルたちからも目が離せない。

本田の変顔や杉野のシニカルな笑みがドラマに軽快なテンポをもたらし、昨今のマッチングアプリ事情まで分かる本作。アプリを使ったことがある人も使ったことが無い人も楽しめる作品になっている。

文＝津金美雪

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