吉沢亮が個性的な出演者に負けじと奮闘!福田雄一作品で磨かれていくコメディの才能

現在放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほか)で主人公の渋沢栄一を演じ、国民的俳優への道を突き進む吉沢亮。それと並行して今年は、現在大ヒット公開中の映画『東京リベンジャーズ』や、さらには声優としても『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』に参加するなど、その活躍ぶりは目を見張るものがある。

2009年、15歳の時に「アミューズ全国オーディション 2009 THE PUSH!マン ~あなたの周りのイケてる子募集~」で審査員特別賞を獲得し、翌年の舞台「BLACK PEARL」で俳優デビュー。2011年の特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」で注目を集め、2013年の「ぶっせん」でテレビドラマ初主演を果たした。

そんな彼の、俳優としての成長期である2014年に出演した作品「新解釈・日本史」が8月29日(日)にファミリー劇場で放送される。主演は、本作が連続ドラマ初主演となるムロツヨシ。監督と脚本を担当したのは、コメディ界の鬼才・福田雄一だ。

「新解釈・日本史」で主演を務めるムロツヨシ

(C)ドラマ「新解釈・日本史」製作委員会2014

教科書では語られない、坂本龍馬や織田信長といった歴史の偉人たちの本当の姿や、日本の歴史的瞬間を、福田監督ならではの新解釈で描き出し、1話完結のシチュエーションコメディに仕立て上げた。劇中で提言されるエピソードはかなり奇想天外なものばかりだが、ドラマの最後には毎回、歴史アドバイザーとして東進ハイスクール日本史科講師の金谷俊一郎が登場し、偉人たちが活躍した時代背景を解説してくれる。時には専門家の立場からピシャリと「これはやりすぎ。本来はこうだと言われている」とたしなめるなど、おふざけだけでなく、知的好奇心も満たしてくれるところも面白い。

吉沢は、ドラマ全9話のうちの、第1話、3話、9話に出演。ムロツヨシや本多力(ヨーロッパ企画)、上地春奈、シソンヌといったひと癖もふた癖もある芸達者たちを相手に堂々とわたりあっている。ワニブックスから発売された書籍「Interview」では、「コメディーは本当に技術がいるんです。笑いは本当に難しい。まわりの人が面白すぎてヤバいという気持ちになるんです」といった具合に反省の弁を述べるなど、自己評価は厳しめのようだが、個性的な出演者が繰り広げるアクの強いやり取りの中に、端正な顔立ちの吉沢が加わることで、実にいいアクセントとなっていたように思われる。

本作の撮影は毎回、リハーサルが1回のみで、ほぼぶっつけ本番で行われたという。現場ではとにかく福田監督がゲラゲラと笑いころげていたというが、ムロツヨシをはじめとした俳優陣は、いかに福田監督を笑わせるかを競い合っていたという。だがそれは本作に限ったことではない。現在に至るまで、どの福田作品の現場でも、役者たちが福田監督を笑わせようとやっきになっているそうで、だからこそ福田作品は役者が生き生きとしているのだろう。

もともと吉沢は、福田監督が総合演出を担当した、アミューズ所属の若手俳優によるファン感謝イベント「SUPER ハンサム LIVE 2013」に参加したことがあった。そして、本ドラマを経た後も映画『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』や、舞台「プロデューサーズ」で福田監督とガッツリとタッグを組み、コメディセンスを磨いていった。福田監督もそんな吉沢がお気に入りの俳優のひとりのようで、福田監督が受けた、これまでのインタビューにはしばしば「吉沢亮大好きエピソード」が登場してくる。吉沢もまた福田作品を支える「福田組」の一員となったわけだが、「新解釈・日本史」はそんなふたりのタッグの初期の姿が垣間見える作品として注目したい。

文=壬生智裕

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放送情報

新解釈・日本史
放送日時:2021年8月29日(日)21:35~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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