難役にも次々に挑む!俳優・志尊淳の柔軟で繊細な演技力

愛嬌のある整った顔立ちに独特の軽やかな雰囲気が魅力の俳優・志尊淳。デビュー後すぐに「ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン」(2011年)への出演や、「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014~2015年)の主演など若手俳優として注目を集めてきたが、昨今、活動の幅は一気に拡大。今年は大河ドラマ「青天を衝け」で杉浦愛蔵役を演じ、9月13日には「オールナイトニッポンX」で初の単独ラジオパーソナリティに挑戦、10月には有村架純とともにコロナ禍のエッセンシャルワーカーと向き合うドキュメンタリー映画『人と仕事』が公開されるなど、新たな活躍を見せている。

常に自身の可能性を探り、俳優として挑戦を欠かさなかった志尊。"実力派"として重宝されるのは、性別さえも取っ払う彼の柔軟で繊細な演技力が理由にあるのではないかと思う。

『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』より
『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』より

2018年のドラマ「女子的生活」では、女性らしい所作や歩き方を研究してトランスジェンダー役に挑み、第73回文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門放送個人賞を受賞。また連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年)では、ヒロインとともに漫画家デビューを目指す同性愛者のボクテを好演。そして、2019年には日本中に"おっさん旋風"を巻き起こしたドラマの劇場版『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』で新入社員の山田ジャスティスに扮し、春田創一(田中圭)や上司の黒澤武蔵(吉田鋼太郎)らとまさかの五角関係を繰り広げるなど、魅力を発揮している。

10月に日本映画専門チャンネルで放送されるその『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』では、おっさんたちが愛の頂上決戦を繰り広げる中で、志尊は明るく快活な年下社員として良きエッセンスとなっている。物語の舞台は、ドラマ版で春田と牧凌太(林遣都)が永遠の愛を誓ってから1年後。上海・香港勤務を経て帰国した春田は、天空不動産東京第二営業所の黒澤や新入社員のジャスティスらに歓迎を受ける。それも束の間、本社ではリーダーの狸穴迅(沢村一樹)を中心にアジアを巻き込むような一大プロジェクトが発足し、チームの一員には春田と公私ともに親密な仲の牧の姿も。本社から営業所に課せられる一方的な難題に、2つの部署には確執が生じ、春田と牧の関係も揺れていく。

春田を慕い、「春田さんのことが大好きです」と天真爛漫に言ってのけるジャスティス。たまたま春田と黒澤、牧と狸穴、そしてジャスティスが鉢合わせてしまったサウナでいざこざが起き、男同士裸の肉弾戦となった時にも、ジャスティスはよろけた春田を受け止め、胸筋を揉んで「すごい胸筋~!」と発言し、一同があっけにとられる場面も。しかしこのシーン、演じている志尊は受け止める際に演出された力を逃す方法をあえてやらずに、本気で受け止めたいと思い実行したところかなり痛かったようで、後に胸骨にヒビが入っていることを知ったのだとか。役に真剣に向き合うからこその発想で、ジャスティスのお茶目さが体現されたシーンの裏にも志尊の努力があるようだ。

爆笑間違いなしなので、未見の人はぜひ見てみてほしい。

自身の役としっかりと対峙し、挑戦を忘れない姿勢。それが志尊淳を俳優として成長させてきたに違いない。まだ26歳、これからが非常に楽しみな俳優の1人だ。

文=津金美雪

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放送情報

劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~
放送日時:2021年10月3日(日)22:00~ほか
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

志尊淳の放送情報はスカパー!公式サイトへ

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