眞栄田郷敦が10月8日(金)スタートのWOWOWオリジナルドラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」に出演する。
同作品は、国民的ヒーロー漫画「キン肉マン」の実写映画化にまつわる"謎"を追う俳優たちの奮闘を描いたドキュメンタリードラマで、主演の眞栄田郷敦をはじめ、メインキャスト全員が本人役で出演。眞栄田は、園子温が監督を務める「キン肉マン」の劇中実写映画「MUSCLEMAN」で、プロデューサー兼ロビンマスク役の綾野剛から、ウォーズマンに配役されるという役どころ。同じく綾野によってミート君に配役された共演者の玉城ティナと共に、これまで幾度となくトラブルに見舞われてきた「キン肉マン」実写化の"謎"に、関係者への取材を通して迫っていく。
今回、眞栄田にインタビューを行い、ドキュメンタリードラマという新しいジャンルに対する思いや撮影の裏話、劇中で配役されるウォーズマンの印象、自身の必殺技などについて語ってもらった。
――「キン肉マン」の印象は?
「小さい頃、なぜか家に『キン肉マンⅡ世』の映画があって、それを見て、個性豊かなキャラクターたちが出ていて、ギャグもある作品というくらいのイメージでした。この作品に参加することになって漫画やアニメを見始めると、最初は(ギャグ要素満載のため)『ふざけてんなぁ~(笑)』という印象だったのですが、"超人オリンピック"くらいからどんどんハマっていって、いつもおちゃらけているキン肉マンが友情に熱かったり、悪が正義になる瞬間にやられていきましたね」
――ウォーズマンと共通するところや共感するところはありますか?
「父親がすごく特殊な存在で、その影響で自分がちょっと特別な目で見られるというところが似ていると思いました。また、引っ込み思案なところや母親のことが大好きなところも似ていますね。自分の世界から抜け出して出会った人に影響を受けて変わっていくところも、アメリカから日本に帰ってきていろんな出会いを経て今がある僕とリンクするな、と。いろんな面が似ているなと思います」
――ドキュメンタリードラマということで新しい挑戦だったと思います。
「最初はどうなるか想像もつかなくて、『構成通りにいかないリアルな世界』『自分を演じる』『物語が展開する上で、押さえておかなければならないことがある』など、どうやってやればいいんだろうという不安があったのですが、いざクランクインしてみると、構成なんてどうだっていいんだなと(笑)。ある種、"パラレルワールドを生きている自分"という感じでやっていたので、意外とすんなりその場を生きることができた感覚でした。撮影中は、設定はドラマでも、感情だけはリアルにしたいと思ってやっていました」
――撮影の進め方も普段とは違ったと思うのですが、共演した綾野剛さんとのエピソードはありますか?
「撮影現場のエピソードは作品しかなくて(笑)。普通の映画やドラマのような空き時間や待ち時間がほとんどなく、メークもほぼなくて、衣装も自前なので、現場に行って、カメラが回って、その場を生きて、帰るという感じで、本当に綾野剛さんと実写版『キン肉マン』をやろうとしていた感覚でした。撮影を振り返ると、自分でも思ってもみなかった展開になったり感情になったりして、いろんなことがあって本当に濃い時間を過ごしました」
――毎話エンドロールで、「キン肉マン」の曲をサックスで演奏されていますが、そのシーンの撮影はいかがでしたか?
「その回のラストのテンションによって曲のニュアンスを変えていくので、そこで変化を付けられたのはすごく面白かったですし、『キン肉マン』のテーマ曲って割と明るいアップテンポな曲が多いので、それをあえて悲しく吹いたり」
――眞栄田さんにとってのヒーローはいますか?
「"ヒーロー"とか"目指すもの"というのはないのですが、『僕にとっての超人は誰ですか?』と聞かれると、父親だと答えています。82歳という年齢で、いつでも夢や目標があって、いつでも上を見ていて、体もめっちゃすごいですし! 82歳であれをやれって言われたら、絶対に無理だなということがたくさんあるので超人だなと思います」
放送情報
WOWOWオリジナルドラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」
放送日時:2021年10月8日(金)23:30~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります
※WOWOWオンデマンドにて放送同時配信
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