岡田准一がアクション俳優としてのポテンシャルを発揮!映画『ザ・ファブル』の魅力

『関ヶ原』『散り椿』など、近年、重厚な歴史大作への出演が続いている岡田准一。10月15日公開予定の最新作『燃えよ剣』でも、新選組の土方歳三を熱演するなど、ドラマとアクションの両方ができる俳優として、映画界が岡田に向ける信頼感は絶大のようだ。

そんな彼が、現代劇アクションのポテンシャルを遺感なく発揮したのが、映画・チャンネルNECOで10月に放送される映画『ザ・ファブル』(2019年公開)だ。ここで岡田が演じるのは、どんな相手も6秒以内に殺す技術を持つ伝説の殺し屋"ファブル(寓話)"。仕事人として着実に任務をこなしてきたファブルだが、ある日、ボスから「一年間、誰も殺すな。一般人に溶け込み普通に暮らせ」というミッションを受ける。そこでファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコと共に、生まれて初めて一般人としての生活を始める――という物語だ。2021年には続編となる映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』も公開されている。

『ザ・ファブル』に出演した岡田准一、木村文乃、山本美月
『ザ・ファブル』に出演した岡田准一、木村文乃、山本美月

(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会

本作の原作は、南勝久の大ヒットコミック。ユニークな設定は連載当初から話題を集めた。なお、岡田自身は漫画原作の実写映画化作品は初だったという。

プロの殺し屋という設定にリアリティーを持たせるため、岡田はおよそ3カ月にわたってトレーニングを実施。最小限の動きで相手を仕留めるなど、スピーディーかつ力強いアクションは、日本を代表するアクションスターたる岡田の面目躍如。また、本作で共演している福士蒼汰、続編の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』で共演した平手友梨奈をはじめ、岡田を師とあおぐ俳優陣は数知れず。岡田自身も「最近、だいぶ芸能界で弟子が増えています」と語っている。

(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会

(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会

本作のファイトコレオグラファーを担当したのは『ボーン・アイデンティティー』や『96時間』シリーズなどを手がけたアラン・フィグラルツ。そしてスタントコーディネーターに富田稔も参加。そんなアクション賢人たちに加え、岡田自身もアクション演出に積極的に参加。3人の個性が見事に融合し、手に汗握るアクションへと昇華している。アランは、岡田のスピーディーな動きに「こんなに動ける俳優は見たことない!」と舌を巻いたと伝えられている。実際、そのスピーディーな動きは、百戦錬磨のプロカメラマンでさえも、その動きを捉えるのに苦労するほどだったという。

だが本作の魅力は、キレのいいアクションに加え、胸を熱くするドラマ、そして笑えるコメディーの三位一体な部分にある。宮藤官九郎が脚本を担当した「木更津キャッツアイ」シリーズなどでコメディー演技を見せた岡田は、本作でもそのコミカルな芝居を遺憾なく発揮。そんな岡田の芝居のポテンシャルが、アクション、ドラマ、コメディーの三方に絶妙に絡み合っているため、どこか世間からズレたような、浮世離れしたようなファブルというキャラクターが、普通の生活になんとか溶け込もうと奮闘するさまがなんともおかしく、かつ魅力的に見えてくる。

文=壬生智裕

この記事の画像

放送情報

ザ・ファブル
放送日時:2021年10月16日(土)21:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合があります

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連人物

関連記事

関連記事

人気の記事ランキング

ランキングをもっとみる

衛星写真に写った海の色から産まれた海のクレヨン
スカパー!