菅田将暉有村架純ら実力派俳優が共演、深い余韻を残す「コントが始まる」の魅力

菅田将暉、有村架純
菅田将暉、有村架純

菅田将暉主演のドラマ「コントが始まる」は、じわじわくる面白さと切なさ、ほろ苦さが絶妙のバランスの青春群像劇だ。脚本は生田斗真主演の「俺の話は長い」などを手がけた金子茂樹。「10年経っても売れなかったら解散する」と決めたお笑い芸人"マクベス"の3人のエピソードが描かれている。毎回、マクベスのコントから始まり、過去と今を行き来して伏線を回収していく構成もセンスがあり、見れば見るほど「コントが始まる」の沼にハマっていく。

写真左から菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀(「コントが始まる」より)
写真左から菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀(「コントが始まる」より)

(C)NTV

マクベスのメンバーは高岩春斗(菅田将暉)、美濃輪潤平(仲野太賀)、朝吹瞬太(神木隆之介)。同じ夢を追い続けてきた3人の友情、学生時代から変わらないわちゃわちゃしたノリが楽しく、同時に彼らと同じようにリスクは承知の上で好きな道を選んだ人にとっては刺さりまくりのドラマ。その夢を応援した経験がある人にとっても揺さぶられずにはいられない。マクベスのメンバーを演じた菅田将暉の胸が締めつけられるシーンを振り返ってみたい。

■解散がいよいよ現実になった時の仲間とのエピソードが切ない

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春斗と潤平が高校の文化祭でコントを披露したことがマクベスのはじまり。その数年後、"ぷよぷよ"で日本一のプロゲーマーとなったものの虚しさを感じ、生きることに行き詰まっていた瞬太が加入し、マクベスは3人になる。

事務所に所属してからもネタを考えるのはいつも同じファミレス。春斗が大事なことをみんなの前で発表するのはラーメンを食べ終わった後だ。"あの頃はこうだったよな"と高校時代を振り返ったり、笑いあったり、ときにぶつかり合う3人の関係は楽しいときも辛いときも同じ時間を共有してきたからこそ。

リーダー的な立ち位置で、一番責任感を感じていたのは春斗だろう。地方公演の際の移動手段であり、ホテル代わりでもあった車を手放すことになったときは「4人目のマクベス」と涙を流し、共同で暮らしていた部屋を引っ越すときには冷蔵庫を誰が持っていくかで大騒ぎのじゃんけん大会の後に押し寄せてくる現実に号泣。背負ってきたものの重さ、1つの青い季節が終わることを受け止めきれない心情を想像させる菅田将暉の演技が光る。

■菅田将暉と有村架純の演者とファンの関係に心温まる

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有村架純が演じているのは会社を辞めて引きこもりになってしまった中浜里穂子。ファミレスでバイトをするようになった里穂子は毎週、ネタの打ち合わせでやってくる3人組のことが気になる。調べに調べて彼らがマクベスという芸人だということを知り、ライブに足を運び、メンバーの過去のインタビューまで検索するほどマニアックなファンになる。

が、実は春斗は以前、泥酔している里穂子に絡まれたことがあり、その時の不思議なエピソードをもとにコントを書きあげていた。酔うと人格が変わる里穂子とはその後も公園で遭遇。人生に迷っている春斗が悩みを吐露し、里穂子が自分の経験を語るなど、2人のシーンではメンバーといるときとは違う春斗の顔が垣間見える。里穂子が 「マクベスに出会えて本当に良かった」と思いの丈を伝え、春斗が感謝の言葉を返すシーンは切なくも温かい。

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コントと物語が絡む伏線回収の楽しさ、菅田将暉、有村架純、仲野太賀、神木隆之介など実力派俳優の共演、見どころだらけであり、何より見終わったあとに深い余韻を残すドラマだ。

文=山本弘子

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放送情報

コントが始まる 一挙放送
放送日時:2021年11月21日(日)10:30~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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