「PRODUCE 101 JAPAN」 から誕生したグローバルボーイズグループ・JO1。12月11日に開催されたアジア最大級の音楽授賞式「2021 MAMA (Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」にて「Best Asian Artist Japan」を受賞、結成2周年の記念すべき日に堂々とパフォーマンスを披露したJO1は、世界中のファンに成長した姿を見せてくれた。また、12月15日に5thシングル「WANDERING」も発売され、3年目に向けて活動を加速させている。
「PRODUCE 101 JAPAN」は、日本のエンタテインメント界で過去最大級の規模となったサバイバルオーディション番組だ。全国各地から選ばれた101人の練習生たちがトレーニングやミッションを乗り越えて、視聴者(国民プロデューサー)による投票で生き残った11人だけがデビューの夢を掴むことができる。
投票による最終順位1位でJO1初代センターとなったのが豆原一成だ。グループ最年少で昨年3月に高校を卒業したばかり。愛すべき末っ子キャラの豆原だが、環境の変化に加えて新しい世界にも挑戦している。『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』(2021年)での映画初出演もその一つ。本作は上田誠、品川ヒロシ、又吉直樹ら8人のクリエイターによる脚本を人気俳優の共演で映画化した8編のオムニバスムービー。倉科カナ、小池徹平ら俳優陣に加え、秋山竜次(ロバート)、近藤春菜(ハリセンボン)ら実力派芸人の出演も話題を集めた。
豆原はその中の1編「本日は、お日柄もよく」に出演した。大ヒットドラマ「半沢直樹」第2期の脚本家の一人として知られる丑尾健太郎が描く、中年サラリーマンと男子学生の物語だ。中年サラリーマン役には岡村隆史、男子学生役を豆原が務め、2人の関係性は分からないままストーリーが展開する。岡村は「PRODUCE 101 JAPAN」のMC(国民プロデューサー代表)として、JO1としてデビューする前から豆原の成長を見守ってきた。そんな岡村とスクリーンデビュー作で共演するというから、感慨もひとしおだ。
練習を重ねて撮影に臨んだという豆原は、等身大で初々しさのある演技を披露。彼らしい真っ直ぐで不器用な青年を好演した。ステージ上でのカリスマ性溢れる姿とのギャップもまたグッとくる。新たなフィールドでも真面目で努力家な面を発揮し、演技の才能をも開花させた。ちなみに同作にはJO1から川尻蓮、川西拓実、木全翔也も出演し、豆原同様にフレッシュな演技を見せている。
先日行われた生配信イベント「JO1&JAM 2nd Birthday Party」では、JO1の初主演ドラマ「ショート・プログラム」が発表された。豆原をはじめ、JO1メンバーの演技への挑戦が今後も楽しみだが、ダンスや歌とはまた違う新たな一面で、ファンを魅了してくれるはずだ。
文=中川菜都美
放送情報
半径1メートルの君~上を向いて歩こう~
放送日時:2022年1月15日(土)23:05~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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